エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

秋明菊

2016年10月06日 | ポエム
コスモスの時期に合わせて咲く。
キンポウゲ科の花である。

周明と書く本もある。
「貴船菊」が歳時記では季語となっている。

どちらにせよ、鮮やかで輪郭のはっきりとした花である。



ピンクと白、二種類の花を見た。
どちらかと云うと、白が優しいけれど・・・。
ピンクの方が、艶やかである。



何故か、例句が少ない。
これほど目につく、と云うのにである。







「野に在って出自語らず秋明菊」







出自については黙して語らず、キンポウゲの花・・・。
花びらの厚さが想像されるのだけれど、それほど厚い訳でもない。



輪郭のはっきりした所が、そう見せるのだろう。



     荒 野人