=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

道具とシンクロするとき

2010年04月29日 | 【仕事】岡山の工房での日々
さて、GWが始まっていらっしゃる方も多いでしょう。
工房きとびとも明日からGWで、キッチンもぞくぞくとできてきました。

しかし、私の天板だけがまだ完成していません。
これは私の休み中の宿題です。

ほぼ10日間くらい削りっぱなしですが、
これだけやっていると(もちろんまだまだこれからなんですが)、
「この道具の状態だったら削れる!」と
思うときがたまにあります。
刃が研げて、鉋の下端の状態がよかったり、その他いろいろな鉋のポイントがいいときです。だいたい調整にかなりの時間がかかって少し疲れたりもしているときです。

ですが、
そういうときって、見事に削りやすくなっているのです。
さっきまで表面をこすっているだけで、「これ、ぜんぜん削れん」と思っていたのに、
さっきは重い板が動いてしまうくらい堅かったのに、
「すーっと、軽く滑らかな削り」になるときが、「たまに」あります。
調整の苦労に見事に道具が応えてくれるときです。
こういうときは、嬉しいです!
「道具は決して裏切らない」なんて思ってしまいます。


本来は、こんな状態を常にいかなるときも準備しておかなければいけないのでしょう。
でも逆に、いつでもそんな状態になれたら、どんなにか楽しいしかっこいいと思います。
早く目指しましょう!
コメント
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