=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

因数分解っぽく

2010年06月04日 | 【仕事】岡山の工房での日々
さて、この穴のあいた部材は何でしょう?

おもちゃをつくっているわけではありません。

これは、ダボを抜いたあとの廃材です。

ダボとは、
ネジで留めたところに木を埋めて目立たなくするものです。

私の今週の持ち場は「ダボづくり」
ではなく、
抽斗作りで、
20個以上の抽斗を作るために、
ダボが200個くらい必要になります。

訓練校のときはダボは棒を作って使っていたのですが、
それですと板材に対して縦の木目になってしまうので、
こちらでは、同じような板にダボドリル?をつかって作っています。


さて、
仕事の大変さって、もちろんその仕事本来の難しさもあるのですが、
それに加え、その仕事に対し事前に推測する予想値というのも重要だと思います。

つまり、
仕事本来の難易度/事前予想難易度
です。

最初から難しいと思って取り組む仕事は、いくら大変でも頭からそう思っているので、相応です。
しかし、最初は容易だろうと思っていたのに、実は意外に大変だったという仕事は結構大変です。

富士登山は最初から大変だと思って準備しますが、
近所の山登りは簡単だと思っていたら、実は谷が何個もあり道なき道でえらいしんどい目に在ったみたいな例えでいいのでしょうか。

実はこのダボ埋めに関する一連の作業が、
結構大変でした。
ダボ侮るなかれです。
コメント
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