=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

2か月遅れでごめんなさい。。

2012年06月11日 | 【製品】家具工房つなぎのプロダクト
学習机を納品しました。(椅子は別)

「えっ、今頃?」

ですよね、そうなんです、姪っ子の入学に間に合わすことができず、2か月遅れでお届けしました。


材質は家具工房つなぎの定番「ヤマザクラ」です。
テーブルの大きさは、横1メートル、奥行き65センチで、大人が使っても十分な広さですから、
子供にとっては、かなり余裕がありますよね。
高さは可変式です。

その他、2か月遅れた分、
さまざまなメーカーの学習机の現物、カタログを研究しまくって、あらゆる必要な機能を十分に備えています。
お待たせしました。末永く使ってね。
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貴重な体験、貴重な文書

2012年06月11日 | 【観光】南房総おすすめ
いい写真でないですか、
「山車小屋の前で、まだ飾り付けのされていない山車をみんなで眺めている」
結構、私の好きな景色です。


今日は、南総祭礼研究会で館山市船形地区の堂の下区を取材させていただきました。

船形地区は漁師町で、祭りも豪快です。

神輿の何倍もある山車、何トンもあり普通は綱で引っ張るものなんですが、これを「お浜出」といって、
海岸の砂浜に入れてしまうことをやっていました。
(現在は残念ながら護岸ができたために行われていませんが)

そんな重いものを砂浜に入れれば当然動きません。担ぐしかないんです。
丸太を組んで、担いでは少し進み、また担いでは少し進みと、一晩かけて朝までやっていたこともあったそうです。
私自身も往時の風景を直接見たことがなかったので、「えぇ~」と信じなれなかったのですが、
当時の写真を見たときは、「すごい!」と声も出ませんでした。

→貴重な当時の写真が載っています。

そんな船形地区にあって、山車の重さも1、2を争うのが堂の下区。

しかも堂の下区の山車は大変ユニークで、
館山では珍しい(県外では結構あります)山車に唐破風のついた構造です。
さらに、「舵がない」というのもユニークで、堂の下の山車だけの魅力です。

じゃあ、どうやって舵を切るかというと、
前輪の後ろに2人が座って、曲がるときには左右の人がそれぞれ車輪を引っ張って動かしているのです。
左右の人の息がぴったり合わないとできないことです。
ちなみにバックするときも、当然この方法です。

そんな舵とりの場所を本日体験させていただきました。


実際座ってみると視界も限られるため、とても難しそうです。
貴重な体験を本当にありがとうございました。

さらに集会所では貴重な文書が。

昔に書かれた文書ですが、三点、お祭りに定められています。
一、二点目は、一般に必要なことが定められています。
しかし、三点目は船形地区独自の内容です。
前述の「御浜出」についての記述です。
「御浜出は総員協力の下に行い特に堂の下は大塚を援助し之が完遂を期す」
おそらく大塚、堂の下の山車はともに重いので、助け合ったりすることもあったのではないでしょうか。
大変重みがある貴重な文書です。
ありがとうございました。
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