=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

絶滅危惧種

2014年04月22日 | 【日記】いろいろ
本日は三芳の自然塾主催の有機稲作の一環の「苗床づくり」を手伝いにきました。

現在の田植えでは、育苗専門業者が育てた箱に入った苗を機械が植えていくのが主流。

でも本来は、種籾から発芽させて苗を育てる必要がある。
今日はその種籾をまくところを作る作業でした。

まずは、一間ほどの幅に縄をはって、溝を作る。

次にその溝と溝の合間に鶏糞など肥料を少しまき、そこを混ぜながら、真ん中が少し高くなるように緩やかな蒲鉾型に整える。

こんな感じになる。



あとは数日おいてから種籾を蒔くと発芽し、およそ一か月後には手植えするのにいい大きさに育つのだそうです。
ただその間も芽の成長に合わせて水の量を調整してやる必要があるそうです。

正味一時間ほどの作業でしたが、泥に足をとられながらなのでとても疲れました。
「こんな作業を今どきやっているところは、日本広しといえどほとんどないのでは?
われわれは絶滅危惧種だ」と、自然塾のOさんが冗談を言っていましたが、
たしかにしんどい作業です。

でもこの作業を一年間の「有機稲作塾」というコースの中とはいえ、実践している自然塾はすごいです。
なんといっても、有機農法の実践、研修を20年以上行っているだけはあります。

日曜日の「南房総田植え体験&バーベキュー」にも、
自然塾のSさんがインストラクターとしてお越しくださいますので、お楽しみに!
「気軽な体験とはいえ本格的」が、
家具工房つなぎのイベントです(笑)


労働後のおやつ


コメント
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