=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

カッティングボード「ジャン・ピエール」

2022年06月10日 | カッティングボード/木の器/木のプレート
先月無事に海を渡りフランスに届けられたとのご連絡をいただいたカッティングボード。
今回は「OMIYAGE BOX」というフランス語圏を対象にした日本の物産をお届けするサービスの一商品として今回のテーマ「房総」の中で選んでいただき、およそ500枚のカッティングボードを製作しました。
こちらのサービスはフランス人の旦那さんと日本人の奥さんが、自ら日本各地を巡り、その土地で出会った人、そしてお土産を自作の旅行記パンフレットとともに紹介しお送りしているもの。
パンフレットには旦那さんが撮影された外国人の目から見た日本の美しい写真と濃密な旅の記録が詰まっていて、もはやガイドブック!奥様の描かれたカワイイイラストもポイントです。
私もパンフレット内でご紹介いただいてますが、もちろんフランス語はチンプンカンプン。。。
山桜は日本を代表する木のひとつだと思いますし、江戸時代には浮世絵の版木としても使われていたので、もともと浮世絵などの日本の文化が紹介された歴史のあるフランス圏の方にとっては大変興味をもっていただけたのではないかと思っています。
運営しているカッティングボード専門サイト「Daughter & Son」では端材を活かした一枚一枚違う形のオンリーワンのカッティングボードが特長ですが、すみません今回は大量に製作するため「モデルの形」を設定させていただきました。(それでも木目も色も違い手作業で製作するため、どれひとつ同じものはないのですが)
上辺がゆるやかなカーブを描いている以外は曲線こそ少ないものの、シャープな印象もあり時と場所を選ばない使い勝手のいい形ではないかと自画自賛しています💦。
そして冒頭申し上げとおりフランス語がチンプンカンプンの私の頭にひらめいた名称が「ジャン・ピエール!そうだ、この形をジャン・ピエールと名付けよう!」と勝手に決めました。(きっと某アニメの影響あり(笑))
配送の関係もありそれほど大きくはないので、カッティングボードというよりは木のお皿としてお菓子やケーキ、チーズなどの盛り付けに活躍いただけるのではないでしょうか。
すでにお喜びの声も届いているとのご連絡をいただき大変うれしいです。
今回の企画のご相談をいただいたときの第一印象「おもしろそう!」。ほとんどそれだけでお受けさせていただいたのですが、実際に500枚近い数を作るのは結構大変でした💦でもこうした「つながり」を頂けるのは本当にうれしいことです。
奇しくも本日10日より外国人観光客の受け入れが再開されます。こちら房総でもこのOMIYAGE BOXのパンフレットを持った観光客の姿がたくさん見られることを期待しています。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする