=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

アンコールワットの朝もや

2020年05月11日 | 【海外出張】パキスタン編
ジェフリーさんからお誘いいただいた「10日間アートチャレンジ」のバトン
少々お時間を頂いてしまいましたが、
本日よりチャレンジさせて頂きます。

アートということでちょっと及び腰になってしまいましたが、
自分の好きな写真をご紹介していきたいと思います。
実は、毎年5月にご近所のミニギャラリーで小さな写真展を開催させていただいてきました。
今年で7年目の予定だったのですがコロナの影響で中止とさせて頂いてます。
今までの展示の中から自分も好きな写真を振り返って、
ご紹介させて頂こうと思いますので、どうぞお付き合いください。

若いころカメラに夢中になり、独学でといっても、
学ぶより慣れろというか、ただ中国大陸というとてつもなく広いフィールドを旅行して
シャッターを切っていただけです。
帰国後もアジアを中心に海外旅行に出かけ写真を撮っていました。
今や絶滅に瀕しているマニュアルカメラとフィルムで撮影したものですが、
画像は適当に家でスキャニングしているものも含まれているのでご容赦ください。

懐古主義です、おそらく。
でもフィルムカメラ時代の一枚の重みは、現代のデジタルカメラにはないような気がする。
一枚の写真を見返すと、20年前でもシャッターを押したその瞬間の記憶が鮮やかによみがえってくるのがなによりの証拠。
記憶のよみがえりのままに(少々あやふやなところもあるが)綴ってみたいと思う。

ということでまずvol.1は、
気持ちのいい朝の写真「カンボジア アンコールワットの朝もや」より。

~
昨晩約束しておいたバイクタクシーの兄ちゃんは、
日の出前の予定時刻にきちんとゲストハウスの入口で待っていた。すごい!(失礼💦)
でもけっこう海外はアバウト習慣だから、定時というものに感動する。

クロマーと呼ばれるマフラーのような便利布を首に巻き、
まだ少し肌寒い日の出前の空気を
バイクのニケツで切り裂いていく。
もちろんノーヘル。その爽快感は(ある意味死と隣り合わせだが)日本では決して味わえない。

今回の旅のメインとも言っていいアンコールワット。
その古代遺跡は密林の中で長く眠りについていて、
再発見されたのはまだほんの100数十年前という(たしか)

私はふと、100数十年前に意識を飛ばしてみたくなった。
最初に再発見した調査隊がアンコールワットを目にした瞬間とは、
ひょっとしたら、
静寂が包む朝もやの中、
今まさに朝日を浴びようとするこんな瞬間ではなかったのだろうかと。
~
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