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鹿児島から遊びに来てくれたMくんを奈良井宿へご案内すると、奈良井駅前に小さな木工ショップがありました。
なんとなしに足を踏み入れてみて数十秒後、お店のご主人とのお話が始まっていました。
ご主人は、高井修さん。
千葉県のご出身で、20年ほど前に上松技術専門校をご卒業され、独立して工房を開かれたそうです。
現在は平沢にご住居と工房、奈良井宿には5坪のお店を持っておられ、私からすればうらやましい限りですが、ご家族を養いながら現在に至るまでにはスキー場のアルバイトをされたりもしてこられたそうです。
品物はお椀や木のおもちゃ、アクセサリーなどが多く並んでいます。
大きな家具を作るには、当然たくさんの木が必要ですし、小さなもののほうがクラフトフェアなどでも小回りがきくこともあって、自然と今のラインナップになっていったそうです。
材料の確保というのは、私が考える以上に大変なようで、独立するのであれば私もしっかりと考えなければいけません。
工房名の「おにろく工房」の由来についてお尋ねすると、それは「だいくとおにろく」という昔話の絵本につながっているそうです。昔、その絵本を読まれたときにたいそう気に入って、技専時代の自主製作の作品の目立たない場所には「おにろく」と書くか刻んでいたそうで、先生にバレたときには怒られた、なんていうお話をもしてくださいました。
高井さんは、お話をしながらも手はひとつの木片をずっと削っていました。
「その木片で何を作っていらっしゃるのですか?」
とお尋ねすると、
「いや、自分でもわからない。彫っているうちに何かになってくる」
いいですねー、こんな台詞いつか言ってみたいと思います。
高井さん、突然でしたがありがとうございました。
■おにろく工房HP
なんとなしに足を踏み入れてみて数十秒後、お店のご主人とのお話が始まっていました。
ご主人は、高井修さん。
千葉県のご出身で、20年ほど前に上松技術専門校をご卒業され、独立して工房を開かれたそうです。
現在は平沢にご住居と工房、奈良井宿には5坪のお店を持っておられ、私からすればうらやましい限りですが、ご家族を養いながら現在に至るまでにはスキー場のアルバイトをされたりもしてこられたそうです。
品物はお椀や木のおもちゃ、アクセサリーなどが多く並んでいます。
大きな家具を作るには、当然たくさんの木が必要ですし、小さなもののほうがクラフトフェアなどでも小回りがきくこともあって、自然と今のラインナップになっていったそうです。
材料の確保というのは、私が考える以上に大変なようで、独立するのであれば私もしっかりと考えなければいけません。
工房名の「おにろく工房」の由来についてお尋ねすると、それは「だいくとおにろく」という昔話の絵本につながっているそうです。昔、その絵本を読まれたときにたいそう気に入って、技専時代の自主製作の作品の目立たない場所には「おにろく」と書くか刻んでいたそうで、先生にバレたときには怒られた、なんていうお話をもしてくださいました。
高井さんは、お話をしながらも手はひとつの木片をずっと削っていました。
「その木片で何を作っていらっしゃるのですか?」
とお尋ねすると、
「いや、自分でもわからない。彫っているうちに何かになってくる」
いいですねー、こんな台詞いつか言ってみたいと思います。
高井さん、突然でしたがありがとうございました。
■おにろく工房HP