=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

勝手墨の本当の意味

2009年08月19日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
また失敗してしまいました。

現在製作中の整理箱の後支輪という部品に段欠きをする際に、間違った面を切ってしまいました。
幸い、大事には至りませんでしたが、改めて反省です。

前々から先生が「勝手墨は100メートル先からでもわかるようにつけろ」
と口をすっぱくして言っておられますが、
私はその意味を、
「大きく墨をつけてとにかくわかればいい」
という程度に考えていたのかもしれません。

しかし、実際は、
「わかりやすく正確につけなければいけません」

「削り取る部分はここ」
という印だけでなく、

「どのくらい、どの向きから削るのか」
といったことも記しておいたほうがいいのです。特に素人のうちは。

もちろん正確な墨付けではないので0.1ミリ単位でつける必要はないのですが、
目寸法でも、おおよそのミリ単位で墨をつけられるはずです。
間違っても5ミリしか削らないところに20ミリくらいの墨を書くのは不自然です。

そして、面だけでなく木口にも削り取る線などを書いておいたほうが間違いが少ないでしょう。


勝手墨といって、私の中にすこしいい加減に考えていたところがあったのかもしれません。
でも、この作業も大事な一ステップ。
手を抜けるところなんかありませんね。
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