=118 ~木の因数分解~(家具工房つなぎブログ)

南房総でサクラの家具を作っています。ショールーム&カフェに遊びにおいでください。

作業日報 「たて、よこ、ななめ、うえ、した」

2010年02月15日 | 【授業】伊那技術専門校木工科
(Sさん、Yさん合作のダイニングテーブル。シンプルでかっこいいですね。素材はタモです。)


■2010年2月12日

Ⅵ 加工

・面腰のホゾ加工 4h
・馬乗りのホゾ加工(ホゾ取り盤)2h

計6h

本日は、馬乗りという組手を加工するために、ホゾ取り盤の使用方法を先生にレクチャーして頂きました。

この機械は、
一発通すだけで、ホゾが完成するというスグレモノの機械ですが、
なんだか扱い方が複雑そうでとっつきにくそうです。
しゃがんで見てみると、
まずは丸鋸がブンブン回転し、
その後に上と下から、ごつい円盤に角度がついた刃がささった鋸がギュルンギュルンいって、
最後に45度のこれまたごつい刃がついた鋸が削りとっていく仕組みになっています。

この様々な鋸を各所のハンドルを回してセッティングしていくのですが、
このセッティングが結構大変。
少し調整しては試しに切ってみて、また少し調整するという完全なアナログ式です。
所定の寸法を「ピ、ピ、ピ」と入力して、というわけにはいかないのです。

しかし、一度セッティングすれば、後は通すだけでいいのですから簡単です。
この機械は家具というよりは建具屋さんで使われていることが多いようですが、
決まった寸法の材料を大量に加工するときには重宝しますね。
私の場合、とりあえず使用方法がわかっただけでよしとしましょう。



※ほぞ取り機でも、基準面はひとつにしましょう。
※面取りは、ほぞを全て並べて際鉋で、下側に向けて削りましょう。
※面腰の段欠は内側もダレずに掘りましょう。ホゾ側の段をチェックするときに使えます。
※馬乗りの面は、面腰の面より必ず小さくしましょう。
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