昨年、鉋鍛冶碓氷健吾さんがお亡くなりになられました。
私は年頭に奥様からいただいた年賀のお返しで知ったのですが、大変な喪失感を味わいました。
碓氷健吾さんは、鉋鍛冶の中で現代の名工中の名工といっていい方だったと思います。
直接お会いすることは叶いませんでしたが、ご縁を頂けたのか、
一丁の鉋を購入、一丁の鉋はいただくことができました。
木工を始めて道具に興味を持ち、鉋の頂点にあるブランドが「碓氷健吾作」であることを知りました。
最初名前を見たときは、とても怖そうな印象を持ったのですが、
数々の情報、削ろう会のメンバーのお話、なによりも碓氷さんの著作「夫婦鉋」を読んで、
碓氷さんが、とても温厚な素晴らしい方であることを知りました。
碓氷さんの功績は、よく言われるように、
鉋鍛冶職人の「勘」の世界に、科学的アプローチを取り入れた点だったと言われます。
焼き入れの温度を正確に管理したり、鋼の組織を電子顕微鏡で確認したり・・・
一生涯、探究心を持って取り組んでこられたと思います。
さて、奥様がおっしゃっていた「碓氷健吾の仕事展」の詳細が先週発表されましたので、
ご紹介します。
■場所 兵庫県の竹中工務店の「竹中大工道具館」
■会期 8月6日~9月29日
詳しくは、下記HPをご覧ください。
千葉から遠いですが、ぜひ行きたいと思います。
→「碓氷健吾の仕事展」情報ページ
私は年頭に奥様からいただいた年賀のお返しで知ったのですが、大変な喪失感を味わいました。
碓氷健吾さんは、鉋鍛冶の中で現代の名工中の名工といっていい方だったと思います。
直接お会いすることは叶いませんでしたが、ご縁を頂けたのか、
一丁の鉋を購入、一丁の鉋はいただくことができました。
木工を始めて道具に興味を持ち、鉋の頂点にあるブランドが「碓氷健吾作」であることを知りました。
最初名前を見たときは、とても怖そうな印象を持ったのですが、
数々の情報、削ろう会のメンバーのお話、なによりも碓氷さんの著作「夫婦鉋」を読んで、
碓氷さんが、とても温厚な素晴らしい方であることを知りました。
碓氷さんの功績は、よく言われるように、
鉋鍛冶職人の「勘」の世界に、科学的アプローチを取り入れた点だったと言われます。
焼き入れの温度を正確に管理したり、鋼の組織を電子顕微鏡で確認したり・・・
一生涯、探究心を持って取り組んでこられたと思います。
さて、奥様がおっしゃっていた「碓氷健吾の仕事展」の詳細が先週発表されましたので、
ご紹介します。
■場所 兵庫県の竹中工務店の「竹中大工道具館」
■会期 8月6日~9月29日
詳しくは、下記HPをご覧ください。
千葉から遠いですが、ぜひ行きたいと思います。
→「碓氷健吾の仕事展」情報ページ
南房総は枇杷のブランド産地です。
一年の今の時期だけですから、幹線道路沿いには多くの臨時売り場が出ています。
写真は家にあった枇杷。
この時期、ありがたいことに地元では家に帰ると枇杷が置いてあることがある。
通称「クズ枇杷」と言って、少しキズになった枇杷なんかが、ご近所や知り合いの農家さんが分けてくださるのだ。
多少渋いものが混ざっていることもあるが、とても甘いものもある。
今年はまず3つ食べたがどれも甘かった。今年の出来はどうだかわかりませんが、
私は例年より美味しいと思いましたよ。
お知り合いにどうぞ。
一年の今の時期だけですから、幹線道路沿いには多くの臨時売り場が出ています。
写真は家にあった枇杷。
この時期、ありがたいことに地元では家に帰ると枇杷が置いてあることがある。
通称「クズ枇杷」と言って、少しキズになった枇杷なんかが、ご近所や知り合いの農家さんが分けてくださるのだ。
多少渋いものが混ざっていることもあるが、とても甘いものもある。
今年はまず3つ食べたがどれも甘かった。今年の出来はどうだかわかりませんが、
私は例年より美味しいと思いましたよ。
お知り合いにどうぞ。
ひょろりと曲がった桜の木。
家具に使うには、やや困った木ですが、
自然界ではむしろ自然ですよね。
杉や桧ならいざしらず、桜とかの広葉樹は本来そんなにまっすぐは伸びてくれません。
家具工房つなぎの山桜に代表される材料は、
残念ながら、「最高級」というわけではありません。
一部には、写真のように少し曲がった木もあれば、小さな節もあるし、白太という木の白い部分が入ることもあります。
それでも、この工房に運ばれてくるまでに、多くの部分が切り落とされ、選ばれてきた部分です。
そしてさらに、工房で切って、削っていくと、50%~60%くらいの部分が家具となります。
丸太全体で考えれば、もっと少ない割合しか、最終的には使えていないことになるでしょう。
お金に糸目をつけないというならいざ知らず、
現代の枯渇に向かっている木材資源の状況に合わせ、
いかに木を使い合わせていくかというのも、これからの作り手の役割と考えてやっています。
家具に使うには、やや困った木ですが、
自然界ではむしろ自然ですよね。
杉や桧ならいざしらず、桜とかの広葉樹は本来そんなにまっすぐは伸びてくれません。
家具工房つなぎの山桜に代表される材料は、
残念ながら、「最高級」というわけではありません。
一部には、写真のように少し曲がった木もあれば、小さな節もあるし、白太という木の白い部分が入ることもあります。
それでも、この工房に運ばれてくるまでに、多くの部分が切り落とされ、選ばれてきた部分です。
そしてさらに、工房で切って、削っていくと、50%~60%くらいの部分が家具となります。
丸太全体で考えれば、もっと少ない割合しか、最終的には使えていないことになるでしょう。
お金に糸目をつけないというならいざ知らず、
現代の枯渇に向かっている木材資源の状況に合わせ、
いかに木を使い合わせていくかというのも、これからの作り手の役割と考えてやっています。
ブラックウォルナットの木を少し使っています。
ブラックウォルナットとは、黒い色というかチョコレート色のような深い色をしたアメリカ産の胡桃の木です。
ワンポイントで使うようにしています。
香りもいい素敵な木ですね。
ブラックウォルナットとは、黒い色というかチョコレート色のような深い色をしたアメリカ産の胡桃の木です。
ワンポイントで使うようにしています。
香りもいい素敵な木ですね。