餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

Q.E.D.

2008-10-13 23:22:49 | 本と雑誌
アミール・D・アクゼル「天才数学者たちが挑んだ最大の難問」読了。
図書館閉館のアナウンスが流れ選ぶ暇もなかったので、背表紙だけ見て文庫本を1冊とりました。後でどんな難問の話かなと思ったらフェルマーの最終定理でした。えー、フェルマーですか。ちゃんと副題に「フェルマーの最終定理が解けるまで」ってありました。フェルマーは興味がないわけではないけれども、これこれこういう理由で解けましたと聞いたところでちっともわからないんですもん。しかも、どうも一冊全部フェルマーらしい。うーん、と思って読み始めたらフェルマーの問題が出来た経緯と解決に関わった数学者達の奮闘と。人間っぽい話でした(人間だって)。で既視感。前に読んだ「シンメトリーとモンスター」と出て来る役者さん(?)が大幅に一緒(8/13)。ガロアの決闘の解釈が違っていました(8/6)。こちらは陰謀のために亡くなっています。「シンメトリーとモンスター」謎とき(?)の方が個人的には面白いです。
この本では志村=谷山予想が大きく扱われています。谷山さん良かったね、と言う内容でした。