餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

絵の中で描く

2009-08-22 23:59:59 | アート・文化
「白髪一雄展」に行って来ました。よく行く県立美術館の常設展に1点はある人です。去年新聞で訃報を読んだ時もショックでしたが、次に県立美術館で作品を見た時「1924-」のプレートが「1924-2008」になっていたのもショックでした。何となくそういうプレートはすでに亡くなっているかずっとそのままのイメージがありましたから。日本のアクション・ペイントの先駆けとなる人で、ロープでぶら下がって足で描く人です。昔の私だたら間違いなく嫌いな現代美術のたぐいでしたが、年のせいか最近はそういうエネルギーが心地よくなってきました。少なくとも嫌いではなくなった。真っ白な作品が結構好きです。有無を言わせぬエネルギーがあります。
楊逸「金魚生活」読了。日本に嫁いだ娘の出産のため来日した玉玲。彼女の目から見た日本はなかなか奇妙です。とにかく表紙の金魚が鮮やかだとおもったら蜷川実花さんの写真でした。なるほど。