映画「COLD WAR あの歌、2つの心」を見て来ました。
最初農村部で地元の音楽を集める作業をしていてヨーヨーマがシルクロードの演奏家を集めて楽団を作ったのを思い出しましたが、だんだんきな臭い感じが。ポーランドの映画なのですが、集めていていい音楽だが言語が違うのでダメだとか、スラブ的にするため黒髪の人に金髪にするようにとか。良かった人達を集めて選抜し民族音楽団を結成します。そして国高揚のため各地を回ると。そこで歌姫とピアニストが恋に落ちるのですが、ピアニストは亡命し歌姫は行かず残ります。
音楽が良いです。民族音楽も流行歌も。西にかぶれていく男性と根っからのスラブの女。なかなか上手く行きません。朽ちかけた教会が出て来ます。雰囲気が良いのですが、かすれたキリストの絵を見ていて、おばあちゃんが勝手に修復して猿のようになった絵を密かに思い出していました(何でそこで思い出すの)。とても良いシーンなのですよ。