餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

タイルが1枚増える

2019-07-27 23:41:10 | アート・文化

「華麗なるクラッシックバレエ・ハイライト」を見て来ました。

チケットをいただいたので初めてのバレエ鑑賞。バレエって漫画でしか見たことないのでおおこれが、っていう感じでした。山岸凉子先生の「舞姫-テレプシコーラ-」の世界でした。これがシルフィードね。これが海賊か、これがキトリかとか。迫力でした。

ジャン=ポール・ディディエローラン「6時27分発の電車に乗って、僕は本を読む」読了。

良く読むのは推理小説なので伏線とか意外性に重きを置いていますが、これは文章の力を前面に出した小説です。断片であっても引きつけられる文章ってあるのだなと。本好きでありながら、本を解体しパルブにする仕事をしている主人公は毎朝電車で分解されず機械に残っていた本の欠片を電車で朗読していました。それを聞いて、うちに朗読に来てくれと頼む老婦人。拾ったメモリーに入っていた魅力的な文章。重苦しい日常が少しずつ変わっていきます。主人公が枕元に金魚を置いているのが良いです(やはりそこか)。