七尾与史「ヴィヴィアンの読書会」読了。
人気作家ヴィヴィアンの1周忌に読書会が催された。招待されたのは6人。進行はヴィヴィアンの元秘書多摩川。しかし開始早々紅茶に毒が盛られ、死にたくなければヴィヴィアンを殺した真犯人を突き止めるように告げられる。自称俳優、無名作家、文芸評論家、書店員、女装したファン、会社員。毒薬は遅効性で3時間後に心肺停止。犯人が名乗り出るか突き止めなければ全員死亡。さて事件の真相は。
ミス・マープルとか人が集まってああだこうだと言って事件を解決するのは結構好きです。しかも時間指定。一癖も二癖もある登場人物の思わぬ事情が浮き彫りにされていきます。でも決定打がでない。時間は迫る。ハラハラです。テーブルに何故か金魚鉢が置いてあるのがいいです。まあ理由はもちろんあれです。