餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

背表紙川柳職人道3

2024-08-16 23:40:44 | 日記・エッセイ・コラム

今月の例題は「この庭に」「花や咲く咲く」「朝顔の日」です。
置いて二日くらいで戻されていたけど、置いていた本の背表紙がコピーしてくれている。ええっ、しかも本が抜けている。言うべきなんだろうか。聞いてみたら借りていく人がいるからと。気にしなくていいのね。
「世界は一冊の本 傑作はまだ」
「きのう何食べた? 記憶のパズル」(すぐ思い出せない)
「月夜にはねるフライパン 魔法のパンケーキ」
「君の声が聴きたい かえっていく場所」
「本屋、地元に生きる 兵庫あるある」
「めちゃまちゃごためぜ 思春期ってオモシロイ!」
「暴食の世界史 食えなんだら食うな」
「いってみたいな 職業、お金持ち。」
「硫黄島 父のところに行ってきた」(なかなか行けないところってないかなと探していたら目がバチっと会いました。これは深刻過ぎる、でもまあ8月だしね)
「レッツがおつかい 数学のセンスを磨く」


汽車になれない新米

2024-08-16 00:24:42 | 映画

映画「新米記者トロッ子 私がやらねば誰がやる!」を見て来ました。
文芸オタクの所結衣は名門櫻葉学園高校に入学。文芸部を志すが不慮のアクシデントで入部試験を受けられず。しかも憧れの若手作家緑町このはが文芸部所属の学生ではなく正体も不明なことを部長から聞く。緑町このはの正体を突き止めてくれれば文芸部入部を認めると部長に言われ、唯一接点があるとされる新聞部に入部。新聞部がまた個性ある面々で。
学園物ですがとんでも系でないのが好感。有名校ですが体育系でなく文科系が盛んと言うのが面白いです。しかも文芸部は特進クラスの生徒が占めておりエリート候補。新聞部は学園の闇を暴いていくのですが、結構重めの問題です。ちょっと「響」を思い出すような天才ぶりもあり、無茶ぶりもあり、正義もあり。記者(汽車)になれない新米をトロッコと呼ぶ伝統とか、新聞はざら紙でないととこだわる部長とかリアルとフィクションのハイブリットです。俳優さんが瑞々しいのが良かったです。悪役は安定の高嶋政宏さんです。
藤原辰史「月刊たくさんのふしぎ 2024年1月号 食べる」読了。
人間はドーナツだと聞いたことがあります。トポロジー的に口からお尻までが1本の管でドーナツの穴にあたります。食べるに関する諸々のことを突き詰めていくうちに五感やそれらの食べ物の流通経路、育つ過程、歴史。微生物たちとの共存。物の循環。入れ替わって行く細胞と神経系の記憶。つまり体の中を毎日毎日水と塩と食べ物になった生き物が通り過ぎ、また地球に帰って行く。日々体の中を地球が通り抜けていると。人間だけでなくすべての生き物がそうだと。壮大です。うん、同じ食べるなら美味しく食べないとね。