餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

どんどん増えていく

2021-04-25 22:26:34 | 本と雑誌

美術館へ行こうと思っていたのに緊急事態宣言で閉館に。残念だけど仕方がない。

太田大輔「みずのつぶがあつまると」読了。

水の量をビジュアルで見せているのが面白いです。小さな雨粒が降っています。葉っぱの上で集まりてんとう虫が飛び立っています。大きくなった水の粒が集まりスプーンに。スプーンの水が集まり金魚鉢へ。金魚鉢が集まり小さなプールへ。小さなプールが集まり象のプールへ。象のプール集まりがクジラのプールへ。クジラのプールが集まり湖へ。湖が集まり海へ。この集まりの所がミソ。水の入ったスプーンが次々コップに入っていくし、水の入ったコップが次々金魚鉢に入れられます。金魚がそれを見ていますが、次は子どもプールへ金魚ごと次々。子どもプールに金魚がわらわら。浮き輪をした子どもが見ています。次は子どもごと象のプールへ。入れられる瞬間を見ると金魚もざばざば入っているのがわかります。クジラのプールには象も子どももわらわら。金魚はもう赤い点々に。湖にはクジラがちゃぽんちゃぽん。象がわらわら、子どもがぎっしり、金魚は赤いほこりです。そして湖がどどーん。ぶちまけられる水の中金魚が手前に大きく遠目に小さく奥に点々といました。面白い。でも海にいっちゃあいけないよ。


意外とストリート系

2021-04-24 23:19:27 | 本と雑誌

瀬川信太郎「郷土玩具ざんまい」読了。

民族学的に各地の玩具を集めた固い本だと思って身構えていました。しかし作者の若さに脱力。「郷土玩具いいっスね。色合い最高っス」みたいな感じです。呪術的な怖いのを考えていましたが、ゆるくて明るくてかわいい。九州の方で半分は九州の玩具。残り半分が全国の玩具です。由来があり、作られ続けた歴史があり、その土地の文化や風習を色濃く残したものもありますし、新作もあります。作者の方はだるま絵師でもあり福岡で九州の民芸品と郷土玩具を紹介するお店「山響屋」の店長で民謡DJだとか。何にせよすごいです。くまもんのだるまとか手足の生えただるまがスケボーに乗っていたり、東京のモモンガの張り子にいたっては作っているの外国の方です。で、縁起物に縁起物を足す的なものも色々。山梨の親子だるまに「これもくっつき系で、縁起物には縁起物をくっつけるっていう倍々ゲーム感がおもしろいですね」とありました。とにかく解説が秀逸。郷土玩具っておしゃれなんだと気づかせてくれます。いやぁ、郷土玩具かわいいっスね。


陶器も磁器もいいな

2021-04-23 22:40:38 | 映画

映画「陶王子 2万年の旅」を見て来ました。

陶磁器の2万年に及ぶ歴史を陶器で出来た王子様が解説してくれます。土器の出来る前の時代からしているのが面白いです。肉をたき火で焼き、木の皮で包んで運ぶ。粘土は触っているだけで楽しい。焼いたら爆発する。砂を混ぜて焼くと硬くなることに気づく。真っ黒になる。さらに焼く、赤くなる。磁器が出る。色んな釉薬が出て来る。最後はスペースシャトルのファインセラミックスにまでいっていました。駆け足です。写真のない時代粘土は記録として用いられたにはなるほど。昔の人の指の跡や葉っぱの後が残っていますもんね。


土壌再生ミミズ任せ

2021-04-22 22:42:52 | 日記・エッセイ・コラム
薔薇の鉢、放っておくと根が張り過ぎて土が無くなり水を吸わなくなります。ミミズがいるといい具合にいらない根を食べて肥料にしてくれふかふかの土になるのですが。釣り具屋さんでもミミズ買えなくなったし、去年はまったくおじさんのうちへ行けなかったのでミミズもらえなかったし。どうも土が堅い。ミミズがいなくなったのかなと移植ゴテでザクザク土を刺して根を切り土をほぐしてみました(冬の間にしなさいって)。案の定、土のかさが減ります。薔薇用の残っていた土を足してをまたほぐします。土の上で何かウニウニ。ギャッ、ミミズを切ってしまったようです。ごめんよ、絶滅したかと思ってた。土ごと取って柔らかくした別の鉢の上へ。大丈夫かな。霧吹きで水をかけておきました。再生するといいけど。でも生き残っていてくれたのね。増えてくれると嬉しいんだけど。

警官到達が早過ぎる

2021-04-21 23:25:06 | 映画

映画「ブリッジ21」を見て来ました。

マンハッタン島で麻薬強盗事件が発生。犯人はやって来た警官達を殺して逃走。マンハッタン島を全面封鎖するという話しです。閉鎖空間での逃走劇と思いましたが、カーアクションよりもミステリー要素が多かったかも。ブラックパンサーのチャドウィック・ボーズマンが主演です。信念を貫く警官を好演。何だか安心して見ていられるんですよ。この人なら大丈夫って。惜しい人を亡くしました。