餌金日記

金魚と川魚飼いの日常です、

どっか冠水してた?

2024-11-27 00:34:58 | 本と雑誌

図書館で本を見ていたら後ろでバシャンバシャンと水の中を歩くような音が。え、と思って見たら長ぐつをはいたおじさんが歩いていました。確かに外は雨。いや、どこでそんなに水が入ったの?しかも足跡はついていない。靴の底は水気をちゃんととったのね。待て待て、それなら靴の中の水を出してきなさいって。
うみ「廃村ではじめるスローライフ2 -前世知識と回復術を使ったらチートな宿屋ができちゃいました!-」読了。
エリックは前世の日本人の知識がある回復術師。しかしかすり傷を治せる程度弱い術師。でも布や水にかけると効果が長く続くことから回復する宿屋を廃村で開くことに、の第二段です。でっかいカブトムシに乗って湖に出かけたり色々行動範囲も増えています。納豆も出来たし、海鮮も増えてますます旅館っぽくなってきます。海苔が見つかったのはいいな。海苔巻きおにぎりいいよね。


キリコと言えばこれ

2024-11-26 00:26:27 | アート・文化

キリコ展の入ったところがあの広場風になっていました。「これ見ると輪転がししたくなるね」と言ったら「それ何?」と友人。
「自転車の輪っかを棒で押して走る遊び知らない?」
「それは知っているけど、何でキリコと関係あるの」
「え、キリコの代表作と言えばそれでしょ」
「マネキン絵じゃないの」
まあそれもあるけど。あとで調べてその絵を見せました。「ああ、見たことある」と。
「通りの神秘と憂鬱」と言うタイトルらしい。今回は来ていませんでしたが。個人蔵なのかな。古い絵なので財団に入っていないのね。有名だと思っている人は少ないのかな。どっちが浮かぶ人が多いのか気になりました。


キリコは古代の夢を

2024-11-25 00:19:17 | アート・文化

「デ・キリコ展」と映画「ロボット・ドリームズ」を見て来ました。
「デ・キリコ展」私の持っているキリコのイメージよりだいぶん鮮やかでした。え、横尾忠則さん?森村泰昌さん?現代美術にも見えるしシュールレアリスムにも見える。無機質なマネキンのイメージがありますが、後期になるとマネキンがだいぶん柔らかく生きているように。肌色だし。形而上絵画と言うらしいです。不条理な夢のようなイメージです。うん、なかなかに変でした。
「ロボット-」単純な線のアニメですが、結構リアルでした。しかも意外にビター。バッドではないけどハッピーエンドではないような。1980年代のニューヨーク。動物たちの住む町で犬は孤独です。CMの組み立て式のロボットを見て注文。一緒に生活をします。料理を作ったり旅行に行ったり踊ったり。しかし海で遊んだ後ロボットが動かなくなり。次の日工具を持って犬は海に向かいますが海は来年6月まで閉鎖。動けない体でロボットは夢を見ます。世知辛いよね。ロボットが義理堅いのが裏目に。ラスカルは器用です。


浪費の元に突っ込む

2024-11-24 00:35:16 | アート・文化

北海道展があったのでトウモロコシソフトクリームを食べて来ました。
普段通らない商店街を歩いていたら、うっかり色々買い物をしてしまいます。避けていたのに古本屋さんについ。読み損ねた短編集を見つけたり、昔の金魚の飼い方を見つけたり。出版物なのか自費出版なのか槙下晶さんの画集を見つけました。「ワイルドキャット」白黒で綿密に描かれた野生の猫の画集です。ボローニャ国際絵本原画展に入選されたことがあるそうで。そこに平成24年のカレンダーがありました。パラパラと見たら7月に姉金を見つめる猫2匹が。手前上にデデンと姉金。下に水草。それをガラス越しに見つめる猫の顔、点描でちょっと薄くなっています。肉球をぺったりガラスにつけて。ハチワレ猫とキジトラです。ううう、かわいい。買ってしまいました。昔のカレンダーなのに。姉金がリアルなんです。鱗も鼻もリアル。可愛くデフォルメもされていない。猫の好奇心の表情も介さず無表情で泳いでいます。ふっふっふ、目が死んでいる(こらこら)。本当に無で泳いでいます。いいな、人が見ているとこの表情は見られません。古代魚のような威厳があります。寝ているのかも。ここにフォーカスを当てているのがいいなと。なかなか描けないと思うので。


後は殺してオーケー

2024-11-23 00:40:25 | 本と雑誌

藤森フクロウ「転生したら悪役令嬢だったので引きニートになります -チートなお父様の溺愛が凄すぎる-」読了。
五歳の時に誘拐された事件をきっかけに自分は悪役令嬢だと気づいたアルベル。心配性でアナベルには砂糖のように甘い父親はアルベル以外は容赦ない美しい魔王のような男。このままでは破滅まっしぐらだとアルベルは父親の庇護の下で王子も学園も一切関係のない引きこもりの生活を謳歌。立派なコミュ障に育つ。王子にも出会わないしヒロインを苛め抜くこともない、そう思っていたのに。16歳になって義弟や従僕、幼馴染の様子が変わって来て。
もうお父さんがヤバいの一言です。貴族であろうが義弟であろうが、アルベルが困るものを排除してしまいます。片付けていい?笑顔でさらっというのでうっかりうなずくと何人殺されることか。アルベルはいつも言葉を慎重に選びます。うわぁ、物語のルートが完全に変わっているよ。元の悪役令嬢物よりバッドエンド?いや元のゲームも非道すぎるか。18禁版があるそうで。乙女ゲームというより北斗の拳です。死体の数が。