きのう20日の天気は落雷や突風、急な強い雨が降るとても不安定な天気だった。何しろ、天気予報では能登半島の先端、輪島の上空5千㍍でマイナス30℃以下の真冬並みの寒気が入り込んで、まさに大荒れの天気だった。荒れ模様の天気の中を車で走りながら、ある言葉が思い浮かんだ。「ブリ起こしの雷」。石川や富山など北陸ではこの時期、雷が鳴ると「寒ブリ」が揚がるとの言い伝えがある。
その言い伝えは的中した。きょう21日朝、能登町沖の定置網で寒ブリ550本が水揚げされ、金沢市中央卸売市場では仲買人たちの威勢のいい声が飛び交い、次々と競り落とされたと昼のニュースで。体長90㌢、重さ10㌔の大物などが揚がっていて、シーズンの先駆けとなったようだ。この時期に能登半島沿岸で水揚げされた重さ7㌔以上のブリを「のと寒ぶり」のブランド名を付けて売られている。10㌔以上ともなると特上品だ。
では、なぜこの時期「ブリ起こしの雷」と言うのか。よく誤解されるのは、雷鳴に驚いて、ブリが能登沖や富山湾に逃げ込んで来るという説。むしろ、時化(しけ)で日本海も荒れるので、イワシといった魚が沿岸に寄って来る。それをブリが追いかけて網にかかるという説の方が納得がいく。
タイミングよく、「かぶら鮨」の予約販売の案内が郵送で自宅に届いた。このかぶら鮨は、青カブに寒ブリの切り身をはさんで甘糀(あまこうじ)で漬け込む。漬け込みは2週間余り。金沢の冬の味覚の代名詞にもなっている。保存料などの添加物を使っていない手造り限定品なので、「桶上げ」という発送の日が決まっている。価格は簡易箱詰めの3枚入りが5400円、贈答用の化粧木樽詰めの3枚入りが5940円となっている。金沢に住んでいるとこれを食さないと正月が来ない。
九谷焼の皿にかぶら鮨を盛って、辛口の吟醸酒でも飲めば、天下でも取ったような高揚感に満たされる。最近気ぜわしい浮世のニュースが目に余る。大相撲の横綱・日馬富士が幕内の貴ノ岩に暴行を加えたといわれる問題でテレビの報道番組のキャスターがああでもない、こうでもないと口をとがらせている。「良きに計らえ」とおおらかな心になりたいものだ。正月を楽しみに「12月27日発送分、簡易箱詰めの3枚入り5400円」の注文書をFAXにかけた。
⇒21日(火)夜・金沢の天気 はれ
その言い伝えは的中した。きょう21日朝、能登町沖の定置網で寒ブリ550本が水揚げされ、金沢市中央卸売市場では仲買人たちの威勢のいい声が飛び交い、次々と競り落とされたと昼のニュースで。体長90㌢、重さ10㌔の大物などが揚がっていて、シーズンの先駆けとなったようだ。この時期に能登半島沿岸で水揚げされた重さ7㌔以上のブリを「のと寒ぶり」のブランド名を付けて売られている。10㌔以上ともなると特上品だ。
では、なぜこの時期「ブリ起こしの雷」と言うのか。よく誤解されるのは、雷鳴に驚いて、ブリが能登沖や富山湾に逃げ込んで来るという説。むしろ、時化(しけ)で日本海も荒れるので、イワシといった魚が沿岸に寄って来る。それをブリが追いかけて網にかかるという説の方が納得がいく。
タイミングよく、「かぶら鮨」の予約販売の案内が郵送で自宅に届いた。このかぶら鮨は、青カブに寒ブリの切り身をはさんで甘糀(あまこうじ)で漬け込む。漬け込みは2週間余り。金沢の冬の味覚の代名詞にもなっている。保存料などの添加物を使っていない手造り限定品なので、「桶上げ」という発送の日が決まっている。価格は簡易箱詰めの3枚入りが5400円、贈答用の化粧木樽詰めの3枚入りが5940円となっている。金沢に住んでいるとこれを食さないと正月が来ない。
九谷焼の皿にかぶら鮨を盛って、辛口の吟醸酒でも飲めば、天下でも取ったような高揚感に満たされる。最近気ぜわしい浮世のニュースが目に余る。大相撲の横綱・日馬富士が幕内の貴ノ岩に暴行を加えたといわれる問題でテレビの報道番組のキャスターがああでもない、こうでもないと口をとがらせている。「良きに計らえ」とおおらかな心になりたいものだ。正月を楽しみに「12月27日発送分、簡易箱詰めの3枚入り5400円」の注文書をFAXにかけた。
⇒21日(火)夜・金沢の天気 はれ