地底人100物語

相手にとって不足なし

麻布十番温泉(東京)

2019年05月20日 | さらば愛しき地底人
新たな地底人による地球侵略が頻発する一方、静かに地底に消え行く地底人もまた少なからず。
そんな消え行く地底人たちのかつての雄姿に乾杯!


麻布十番温泉

平成20年3月末で廃業した麻布十番温泉。
廃業前に行った時のメモより。

おしゃれな街、麻布十番。
その街中の角に立つビルが麻布十番温泉だ。

当日、さほど予習もせずに行ったため気づかなかったのだが、このビル内に温泉施設の「麻布十番温泉」と温泉銭湯の「越の湯」が別々にあった。
上の階に「麻布十番温泉」、下の階に「越の湯」。
で、向かったのは上の階の「麻布十番温泉」


入浴料1260円を支払い入場。
大広間では演劇をやっていて、大いに盛り上がっている。
そっちはおいといて、
裸になって浴室へ入ると、なんじゃ~こりゃ~!という狭さ。
4人が入れるくらいの湯船と洗い場。
これくらいのスペースだ。

左手に見えるドアはサウナの入口。

湯船に近づいてみよう。

湯は濃い麦茶色で、温度計を見ると47℃。

そりゃ~ないだろうと、実際はいってみても激熱。
これはたまらんとカランをひねり、吹き出す温い源泉。
いっそのことカランを全開にし、掛け流し状態へ。

しっかりと湯に浸かり、湯と対峙すると、薄膜をはったようなスベ感。
すっきりとした中に甘味があり、ドロ臭まで漂いだしてきた。
締めは源泉カランの冷水をアビルマン。
鋼色の体に変身したところで浴室を後にした。

最初は「料金の割にしょぼい施設だなぁ~」と思ったが、麻布十番源泉侮り難し。


重曹泉
24℃ 400L/分動力揚湯 pH8.5 成分総計1.618g/Kg
湧出地に於ける調査及び試験 昭和41年11月24日

2008年3月の入浴メモより

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