KATOのHPに、10系寝台急行「津軽」Assyパーツの予約注文書が掲示されていましたので、早速目を通してみました。「津軽」では、マニ37とマニ36のAssyが設定されておりますが、マニ37は前回配備しましたので、今回はマニ36を注文しようかと考えています。
一方、マニ36の台車TR23ですが、注文書には(カプラータイプ別に)選択できるようになっており、小生はアーノルドカプラー台車を注文する予定です。アーノルドであれば、都合に合わせてKATOカプラーやナックル、あるいはTNカプラーにも変幻自在で換装できるので、後々便利かと思っております。それにしても最近は荷物車がどんどん増えているような気がしてなりません。
模型店のAssyパーツコーナを眺めていたら、おもしろそうなのが二つあったので、購入してみました。
一つ目は、ナハフ11かもめナックルカプラーの灰色版(?!)、EH200ナックルカプラー(品番Z05K1376)です。
EH200 ナックルカプラーの全体図 商品札
これまでかもめナックルカプラーといえば黒色だけだと思っていたので、色違いがあるとはつゆ知らず、珍しさも手伝って購入してしまいました。早速手持ちのかもめナックルカプラーと比較してみましたが、色が違うだけで全く同じようです。また、EF66前期型ナックルカプラー(灰色)とも比較してみましたが、取り付け部の形状が異なるだけで、あとはほぼ同じみたいです。
ナックルカプラーの部品群
従来のナックルカプラーとの比較
二つ目は、EF15標準形デッキ(品番Z03-1587)です。
EF15 標準形デッキの全体図 商品札
最初は手にとって何気なく見ていましたが、そのうちアイデアが閃き、一つだけ購入してみました。勝算はありません。果たして、うまくいくのか否や・・・
KATOEF15のデッキ部
関連記事
・デッキが出っ来るかな?! - TOMIX
KATOスハニ35を確認したところ、ご指摘の通りカプラーポケットにはスプリングが入っておりませんでした。そこで、スハニ35にスプリングを取り付けてみました。
KATOスハニ35
スプリング未装着の様子 スプリングを取り付けた様子
また、KATOEF58については、もう一度カプラーを取り付け直してみました。
KATOEF58
台車を取り外し分解した様子 カプラー取り付けの確認
スプリングを取り付けたスハニ35および取り付け直したEF58のナックルカプラーの高さですが、前者はやや高くなり、後者も若干低くなったようです。スハニ35とEF58と連結させたところ、段差も減少したように思われます。使っているうちにまたカプラーの高さが変わってしまうかもしれませんが、段差が気になるようであれば、今一度取り付け直してみるのは有効な対策かもしれません。
KATOスハニ35(左)およびEF58(右)のナックルカプラーの高さ
スハニ35とEF58とを連結させた様子
一方、EF64-1000ですが、カプラーセットをはずしてあれこれ考えてみました。ナックルカプラーを取り付けた場合、カプラーセットにはほとんど隙間・余裕がありません。ナックルカプラー下部を切り取って高さを低くすることも考えてみましたが、下げると今度はスノープロウに干渉することが懸念されるため、工作には至っておりません。残念ながら、現時点ではF64-1000ナックルカプラーの高さに関する根本的な解決がなされておりません。ちなみに、スプリングを取り付けたスハニ35と連結させてみましたが、それとの段差はかなり解消されたように思われます。
EF64-1000のカプラーセット ナックルカプラーとスノープロウとの位置関係
スハニ35とEF64-1000とを連結させた様子
今回の教訓として、カプラーのスプリングはきちんと取り付けようと思います。お騒がせいたしました。
関連記事
・コキな一日 - それから
・続・各種車両におけるナックルカプラーの高さについて - KATO
・各種車両におけるナックルカプラーの高さについて - KATO
ナックルカプラーの高さについて、2本ほど記事を書いてしまいました。記事にする前は、かなり真剣に取り組んだつもりでしたが、いざ脱稿・upしてみると、相当いい加減な記事になってしまいました。それにもかかわらず、色々とコメントをお寄せいただきまして誠にありがとうございました。意外とカプラーの高さが「まちまちであること」に、やっと気がつかされたところです。
もう少し精度よく、他の車両などについても探求してみると、おもしろいのかもしれませんが、ナックルカプラーに関しては、弊社の場合、ほとんど自然解放が起こりません。アーノルドカプラーと異なり、お互いのカプラーが強固に密着しているせいか、多少「ずれ」や「ひずみ」があっても、問題なく走行してしまうようです。
一時期、過度にナックルカプラーへ傾注した頃がありましたが、最近はTOMIXTNカプラーなども使うようにしています。
@驚く為五郎様から貴重なコメントを頂きました。確かに、線路に配置した状態で計測しなければ、車輪・フランジの影響を受けてしまいます。そこで、再び実測を試みました。
基本とした車両は前回同様KATOのスハニ35です。スハニ35を線路上に配置したときの様子を下図に示します。
KATOスハニ35のナックルカプラーの高さ
次に、各車両を線路上に配置した状態でのナックルカプラーの高さおよびスハニ35との連結状態を示します。
左側の写真で不正確なところがありました。定規によるナックルカプラーの高さについては、あくまでも目安としてご覧ください(9月13日)。
KATOC62のナックルカプラーの高さ
KATOEF58のナックルカプラーの高さ
KATOEF64-1000のナックルカプラーの高さ
KATOキハ35のナックルカプラーの高さ
やはり、EF58のナックルカプラーが高く、他も前回とほぼ同様の結果となりました。EF58に関しては、アーノルドカプラーから換装したため、小生の取り付け方に問題がある可能性も考えられます。今しばらく、お時間頂ければ幸いです。
関連記事
・続々・各種車両におけるナックルカプラーの高さについて - KATO
・各種車両におけるナックルカプラーの高さについて - KATO