初めてあけぼのソロ上段に乗りましたが、それはそれで結構大変な戦いでした。
まず一つ目は、天井~ベッド脇端に取り付けられた2本の「赤いヒモ」です。あまり広いとは言えない室内ですが、寝台で体を動かそうとすると、必ずこの赤いヒモにぶつかってしまい、行動できる範囲が著しく制約されてしまいます。天井の取り付け位置をもう少し通路側にしてくれれば、動ける空間が?から□になるため、居住空間がより確保できるのではないかと思われるのですが、とても残念です。
天井~ベッド脇端に設置された赤いヒモ
赤いヒモにより「三角形」に区分された空間
二つ目は、これは小生自身の問題なのですが、実は寒いのが大の苦手で、耐寒性能が著しく低いと自他共に認めるところです。以前、真冬に開放B寝台を利用したときは、寒さに耐えきれず、一晩中眠れぬことがありました(車掌さんに頼んで余分に毛布を借りましたが・・・)。今回は「まだ降雪もないので、それほど寒くないだろう」、「個室なので開放より暖かいだろう」と高をくくっておりましたが、甘かった・・・
乗車日はしっかり暖房が入っておりましたが、それでも夜の冷気が小生の体にまとわりつきはじめ、段々耐えられなくなってきました。換気扇を止めて、毛布にくるまりましたが、なぜか暖かくなりません。窓側からの冷気は当然とし、どうやら個室の扉の下にある通風口から室内階段を通じて冷気が流入しているようです。そこで、上野駅で買った駅弁の包み紙や製造日ラベルなどを使って通風口を塞ぎました(降りるときに剥がしました)。因みに扉幅が狭小なので、塞ぐのもかなり至難の業・・・
個室扉下部にある通風口 駅弁の包み紙で塞いだ様子
完全に通風口を塞ぎきれなかったためか、室内階段からまだ冷気が小生を襲ってきます。そこで、さらに室内にあったクッションで室内階段を塞いでみましたが、これ一つでは全体を塞ぎきれないので、足りない部分は寝台設備の浴衣で塞いでみました(念のため就寝用服を持参して正解でした・・・)。
クッションで室内階段を塞いだ様子 さらに浴衣で階段を覆った様子
これで完全に外へ出られなくなり、まるで「籠城」しているみたいでしたが、ほぼ廊下側からの冷気侵入を防ぐことができ、快適に過ごすことが出来ました。
色々と大変だったソロ上段ですが、今回の記事の内容は、小生個人に起因することばかりであったことを改めて記します。しかし、こうなってくるとソロ下段の居住性はどうなのか、気になります・次回乗るときはソロ下段にチャレンジしてみようと思います。
ソロ下段の体験記については、下記の記事をご参照下さい。
上か下か - あけぼの・ソロ
関連記事
・上か下か - あけぼの・ソロ
・旅、青森と一人、more bitter - 旅行
・乗る、あけぼの、ボケあるの? - 旅行