すっかり夏休みを満喫しておりますが、リニューアルされたTOMIXキハ58に付属していた前面方向幕を活用した小工作にチャレンジしてみました。
旧製品のTOMIXキハ58の前面方向幕はシール式でしたが、これをリニューアルされたキハ58の前面方向幕に取り替えてみます。今回加工に供した車両はTOMIXキハ58-1500(T) 品番2457です。
加工前の旧製品キハ58
まずは、ライトユニットを外してみました。左側にリニューアル品を、右側に旧製品を列べています。
車体から外した旧製品のライトユニット
リニューアル品 旧製品
ライトユニットの見た目は同じようですが、旧製品では導光部と前面方向幕とが一体化していますが、リニューアル品では前面方向幕が交換可能なようにそれらが別パーツ化されました。また、電球色を白色化させるために導光部が薄水色になり、下図に示した通り、旧製品よりも全体の長さが短くなっています。
旧製品の導光部にリニューアル品を重ねた状態
そこで、今回は旧製品に前面方向幕パーツを取り付けるため、旧製品の導光部の一部を切り取ることにしました。具体的には、下図の薄赤色の方向幕に該当する部位を切り落とし、そこにリニューアル品の前面方向幕を貼り付けることにしました。
旧製品の導光部 切り落としたい部位
切断面が平行になるように、またアクリルパーツに余計は「ひび」などが入らないよう、慎重にカッターナイフで切り落としました。カッターの歯をゆっくり・ゆっくり押し当て切断しました。
上図の薄赤色の部位を切断した様子
切断した部位と長さを合わせるために、切断部とリニューアル品前面方向幕とを列べ、切断する場所を確認し、先ほどと同様にカッターナイフでゆっくりと切り落としました。
前面方向幕の切断する場所を確認
前面方向幕を切断してみましたが、切り口が綺麗でなかったので、改めてカッターナイフで修正しました。
あとは、プラモデル用接着剤(株式会社GSIクレオス製)を用いて両者を接着しました。接着剤を付けすぎないように注意が必要です。
切断した導光部と前面方向幕とを接着した様子
接着剤が乾いた頃を見計らい、元に戻しました。左側が加工前の様子、右側が加工した様子です。リニューアル品のように交換できませんが、シール式よりも実車感が増したような気がします。
加工前 加工後
点灯状態を確認してみました。比較のため、未加工の旧製品(キハ58-1500)、加工した旧製品(キハ58-1500)およびリニューアル品(キハ58-400)を列べてみました。
未加工の旧製品(キハ58-1500)
加工した旧製品(キハ58-1500)
リニューアル品(キハ58-400)
加工したキハ58の前面方向幕も無事点灯しました。見た目もリニューアル品のような感じに仕上がっています。しかし、旧製品群はリニューアル品と比較して、色合いが異なり、新たに導入された薄水色の導光部の威力が遺憾なく発揮されています。
あれこれと考えながら作業を行ったので、加工には約1時間ほどかかりました。慣れればもう少し短時間で出来るかと思われます。また、ライトの色合いをもう少し白色化するための工夫が必要かとも思われます。
加工した旧製品キハ58-1500
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