2012年問題があると聞きました。
いろいろな、2012年問題があるようですが、ここでは団塊世代の65歳到達の諸問題。
就労の問題、年金受給の問題、消費がどこに向かうか、いろいろ課題はあると思うが、
団塊の世代が65歳を迎えるこのとき、一番の課題は人生の第三ステージの過ごし方だろうと
思う。
団塊の世代が迎えるこのときばかりではなく、どの世代の人たちもこの時期を迎え乗り越えて行った。
どう時間を過ごしたらよいか、時間を持て余し、何をしたら良いか悩んでいる人も多いと聞く。
そのための趣味探しをしている人も多いと聞く。
趣味探しの方々に是非お奨めしたいことがある。
「家事」を趣味とすることである。「趣味」として家事を行うことである。・・・どちらでも同じか?
家事に代表されることは、炊事・洗濯・掃除に育児・子育てである。子育ての時期はもう過ぎたから、
その代わりに「自分を養う」を入れたらよいと思う。
これを趣味としてしまおうというわけである。趣味としてやるには楽しみがないといわれるかも知れない。
確かに一見楽しそうには見みえない。そうだろうか、ゴルフだって、囲碁・将棋だって、毎日々々やって楽しい
だろうか。とびとびにやるから面白いのであって、毎日やるものではない。
第一相手がいる。絵画・音楽(演奏)はどうだろう。これだって観てくれる人、聴いてくれる人がいてこそ
楽しいことだ。それでいいではないか、という反論が聞こえる。全くその通り。いやいや、大きなお世話を
焼いてしまった。
そういう趣味のない方にお奨めする「家事」の良い点を挙げてみよう。
・毎日、欠かさずできること。
・趣味と実益を兼ねていること。
・健康的であること。
・他人が喜ぶこと。
・ときに、芸術的才能が発揮できること。
・きわめて奥行きが深いこと。
(それぞれの分野に専門家・評論家がいるくらい。家政学という学問もある)
一つひとつに解説は要らないでしょう。
これほどの利点を備えている「趣味」は他にあるでしょうか。とくに、これから、20年、30年とやるのは
うってつけの趣味なのです。自らの健康を作り他人が喜ぶ、つまり「自分を養う」ことになるのです。
続く。