還元で焼く粉引きは、こんなピンクになるんですよ。
土と釉薬の色が、窯内の酸素の雰囲気によって変化するのです。
今回大成功の、久保田さんの40センチサイズの大皿。
丼たちも薄桃色の斑紋をまといました。
スケール感がわかってもらえないのが残念だなあ・・・
写真が下手なのか、こちらもスケール感が全然伝わらない、横山くんの大片口鉢。
洗面器ぐらいあるのですが・・・
釉薬が違うので、こちらのピンクは少なめ。
磯野さんと柏木くんの刷毛目も、石灰釉。
清新できりりとした色味。
大沢さんのグルグルうずまきシリーズは、長石釉。
土も別のものですが、同じ刷毛目でもずいぶんと風合いが違ってきます。
柔らかいピンク。
実際、この土は柔らかく焼き上がります。
使用前に、お米の研ぎ汁で煮立ててください>粉引きのみなさん。
柏木くんのシリーズ。
炎まかせの焼き方なので、もはや色をコントロールすることは不可能。
どんな焼き上がりになるかは、火のご機嫌次第です。
飯田さんの、ほのかなの。
要するに、つくったひとのような雰囲気に焼き上がる、ってことなのかもしれません。
作品を見てると、つくづくそう感じます。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園