どこまでも手間をかける、陶芸怪人・横山くんの作品です。
ヤスリで磨き立てて紙のように薄々にしたティーカップに、鉛筆であたりをつけまして・・・
つるつるの器面に、細かな模様を描き込んでいきます。
地獄の修行のはじまりだー。
ひとつひとつを丹念に。
こんなことを、日がな一日やってんですよ。
どうかしてますね。
空を渡るよ、天の川。
その筋は、淡墨を走らせたわけでも、ドットを散りばめたわけではありません。
視力を凝らして見つめれば、それはランドルト環(視力検査のCマーク)!
それを7セット!
うあー・・・
時給800円でもやりたくない・・・
しかし、二日がかりでやり遂げました。
終わったとき、ちょっと年取ってましたよ、ご本人。
努力はウソをつきません。
手間がちゃんと反映されて、素晴らしい器になりました。
還元のまばゆいブルーに、深いゴス線。
またまた傑作の誕生です。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園