還元の焼き上がりをご紹介しちゃいます。
「粉引き」は、赤土に白化粧掛けという技法。
そいつに+還元で、真っ白になるはずの器が、こんな具合いに赤く染まります。
不思議・・・
鉄分が白化粧からにじみ出て発色するのですね。
大沢さんの傑作の数々。
釉薬によっても、ピンクの斑紋の散り方が異なります。
上ふたつは長石釉で、こちらは石灰釉。
器の表裏でも別の風景が。
火の当たりにくい内側は淡く・・・
炎にさらされる外側は凄絶に!
表は穏やかに。
裏に激しく。
それを見越して、器の形も考えたいですね。
こういう立ち上がった形が、バランスよく散ってくれるかも。
刷毛目も美しく染まりました。
別の土。
御本(ピンクの斑紋)も遠慮がち。
このシブみもまた魅力。
宮下さんの花生け。
暮れゆく空のように染まりました。
山口さんのは、桜が満開。
横山くんのは、ド風格。
まったく、自然ってやつはどこまで美しい仕事をしてくれるんでしょうか。
東京都練馬区・陶芸教室/森魚工房 in 大泉学園