土曜日の未明に、またほうき星パパラッチをしてきました。遠征先は長野県野辺山高原。
史上最大級になるはずのアイソン彗星は依然として増光が鈍く、光度はまだ8等台ですが、
写真では結構長い尾が写るようになってます。
【アイソン彗星(C/2012 S1)】
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO1600,F2.8,
総露出時間12分(2分露出×6),中型赤道儀使用,トリミングあり
口径5cmの双眼鏡で見えるようになってきましたが、眼視イメージはショボイんですよねー。
このままだと史上最大級のガッカリ彗星になりそうです。
一方、明け方の空高くにはラヴジョイ彗星が明るく見えています。
【ラヴジョイ彗星(C/2013 R1)とプレセペ星団】
キヤノンEOS60Da+200mm望遠レンズ,ISO1600,F2.8,総露出時間54分(3分露出×18),
中型赤道儀使用,トリミングあり
この日はかに座の散開星団M44(プレセペ星団)の近くにいました。
光度は当初予想を超える約6.5等で、口径5cmの双眼鏡で楽々見えます。
月末~来月初旬には肉眼でも見えるようになるかもしれません。
で、さらにクローズアップで撮影してみると・・・
【ラヴジョイ彗星(C/2013 R1)】
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ISO1600,F2.8,
総露出時間32分(2分露出×16),中型赤道儀使用,トリミングあり
地球に接近してきていることもあり、頭部が結構大きく写ってます。
揮発性成分を主体とするイオンの尾がスジ状に伸びているのがはっきり分かりますね。
天文現象はマスコミが騒ぐと期待外れに終わるとよく言われてますが、
アイソン彗星はまさにそのジンクス通りになってしまいそうな雰囲気です。
ラヴジョイ彗星はあまり報道されてないんで、こっちの方が期待できるかも?