4/6の夜の☆撮り成果の続きです。
この夜2番目のターゲットはこの天体でした↓
【ふくろう星雲 M97】
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,NB1フィルター使用,
F2.8,ISO1600,総露出時間100分(5分×20コマ),中型赤道儀使用,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり,伊豆稲取にて
おおぐま座にある惑星状星雲です。当ブログの記事には既に何度か登場してますが、
輝線星雲用のNB1フィルターを通して撮ったらどうなるのかと思って狙ってみました。
比較対照となるフィルター無しで過去に撮った画像がコレです↓
キヤノンEOS60Da+口径18cm写真撮影用反射望遠鏡,ノーフィルター
F2.8,ISO800,総露出時間50分(5分×10コマ),中型赤道儀使用,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり,
長野県富士見高原にて2015年3月14日撮影
設定感度や総露出時間が違う上に、撮影時の空の状態や撮った後の画像処理も少し違うんで、
そのまま比較するのもどうかとは思うんですが、星雲の大部分を占める寒色系部分の色合いが
結構異なっています。NB1フィルターを通すとやはり青色系の光がカットされるってことかなぁ。
一方、外縁の赤色部分はフィルターありの画像の方が若干強調されているような感じがします。
この天体はさほど淡い対象ではないので、そもそもフィルターを使う意味があるのか微妙ですが、
市街光で空が明るめの場所で撮る場合は、コントラスト向上効果が期待できるかもしれません。