土曜日の夜は今月2度目の☆撮り遠征となりました。行き先はいつもの山梨県北西部。
日没後の薄明終了から下弦の月が昇って来る夜半までの間で、冬に撮り忘れた天体をいくつか撮影。
その中で一番の獲物はコレでした。
【かもめ星雲 IC2177】
キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO1600,ASTRO LPR Type2フィルター使用,
総露出時間64分(4分×16コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,若干トリミング、山梨県北杜市にて
いっかくじゅう座とおおいぬ座の境界を跨いで存在する大型の散光星雲です。南北方向の差渡しは85'とされ、
満月の視直径の3倍近くもあります。鳥が飛んでる姿に例えられ、日本では「わし星雲」とも呼ばれますが、
海外では"Seagull Nebura"(かもめ星雲)の愛称でとおってます。
焦点距離500mmの光学系とAPS-Cサイズセンサー搭載のカメラとの組合せでは写野に収まり切らないですが、
ご覧のとおりフルサイズ機ではちょうど良い画角で捉えることができます。
HⅡ領域の赤い星雲をメインに青色の反射星雲も所々にあるんですが、空の透明度が優れなかったせいか、
カラフル感に欠ける写りになってしまいました。また来シーズンに撮り直すようかな・・・