Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
1/18宵 土星と金星が接近

今朝の富士山(2020/02/06)

2020-02-06 08:07:59 | 富士山

邪魔な雲がありますが、乾燥した冬晴れのお蔭でクリアに見えてます。

富士山アメダスの今朝の最低気温はなんとマイナス25.1℃! この最強寒波は半端ないです。
ウチの界隈も早朝は氷点下で、今日の最高気温は一桁台となる見込みです。


EOS Raで撮った回転花火銀河

2020-02-06 00:02:59 | 遠征日誌

先週末の☆撮り遠征で撮った岩本彗星以外の画像を順次処理してますが、なかなか捗りません。

さてこの時期、夜半を過ぎると冬の天の川は西に大きく傾き、夜空の大部分が春の星座に入れ替わります。
そこは銀河系の回転面から離れた天域にあたり、星や星間物質に邪魔されることなく遠方を見通せるので、
「宇宙の窓」と呼ばれていて、無数の遠い銀河があちこちに見られます。
その中でも比較的大きいこの天体を狙ってみました。


【回転花火銀河 M101】
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO1600,ASTRO LPR Type2フィルター使用,
 総露出時間40分(4分×10コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミングあり、山梨県北杜市にて

おおぐま座にある天体で、回転軸がこちらに向いた恰好の、いわゆる「フェイスオン銀河」の典型例として
引き合いに出されたりする渦巻銀河です。その姿から"Pinwheel Galaxy"(回転花火銀河)と呼ばれてます。
光度は約8等級と比較的明るく、視直径は約14分とされてるので、満月の見掛けの直径の半分程度に匹敵し、
結構大きいです。渦巻き構造を眼視でしっかり確認するには口径30cm以上の大きめの望遠鏡が必要ですが、
写真なら200mm程度の望遠レンズでも十分描出できます。
天体撮影専用機としては銀河腕に点在する赤い輝線星雲がもう少し鮮やかに写って欲しかったんですけどね、
500mm程度の焦点距離では分解能も不足気味なんで厳しいのかも? 画像処理スキルの問題もあるかな?