19日の夜の新潟遠征時に、こんな天体も撮ったのでした。
【木星状星雲 NGC3242】
キヤノンEOS Ra+タカハシμ-180+バリエクステンダー,F20,ISO6400,1.6倍クロップ,
総露出時間3分(15秒×12コマ加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,トリミング、新潟県魚沼市にて
うみへび座にある惑星状星雲で、ニックネームは木星のように見えたことから付けられたようです。
視直径は40"程度と見掛けのサイズは木星に近いですけど、写真を見るとどこが木星なの?って感じです。
とても小さいので口径数cmクラスの小型望遠鏡だと中倍率までは恒星と区別が付き難い天体です。
眼視で内部の濃淡を確認するには口径20cm以上の望遠鏡が必要とされます。
光度は9等程度とデータ上は暗めですが、意外にも数十秒ほどの露出で十分な明るさで撮れたりします。
以前に冷却CMOSカメラを使って拡大レンズ無しで撮影してますが、ミラーレス一眼での撮影は初めて。
以前の撮影結果と比べれば、拡大レンズを使用したこともあって少しマシな画像が得られた感じ。
それでも内部構造を詳細に捉えるまでには至らず、焦点距離6000mm相当では太刀打ちできないことが判明。
もっと拡大率を上げて撮りたいところですが、F値が上がって像が暗くなってしまう上に
追尾精度も要求されるので、なかなか厳しそうです。