Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
2/1宵 金星と細い月と土星が接近

富士山の上に大火球を捉えた!(2024/12/14宵)

2024-12-17 17:10:21 | 天文現象

今年のふたご座流星群の観測成果の続編です(これが最後)。

年間最大規模の活動を見せるふたご座流星群でも、極大夜の次の晩
となると、さすがに出現数は低下するはずですが、明るめの流星は
極大を少し過ぎてからの方が多くなるような噂があったりするので
火球クラスの流星を捉えられないかなーって思い、天気も良かった
ことから富士山の近くまで出掛けて迎撃することにしました。

選んだ観測地は御殿場市某所で、個人的に初めて行く場所でした。
着いてみると樹木が少し邪魔なものの、富士山は意外と良く見える
好展望地で、クルマのすぐ横にいつもの機材をセットアップして、
富士山も写野内に収めるような構図にて19時半頃から流星自動検出
&動画キャプチャーを開始。この日の未明と比べるとやはり流星の
出現頻度は少ない印象で、捕捉数は期待できないけど大物が写って
欲しいなぁーと願っていたところ、20時台前半にこんなのが出現!

富士山に向かって大火球が何度か爆発しながら流れていきました。
出現時刻は20時22分30秒くらい。光度は金星よりも明るくて吃驚!
直後に取得動画をチェックしたら、写野のほぼ真ん中に捕捉された
ことを確認。例によって動画の全フレームを比較明合成すると・・・

爆発を繰り返しながら、色が変化していった様子が分かります。
で、大火球が流れてから数秒後にも少し明るめの流星が一つ流れて
その動画も記録され、全フレームの比較合成処理をしてみたら・・・

大火球の流れたエリアに流星痕が写ってました。これもラッキーな
ことだったかもしれません。

その後、日付が変わって0時半頃まで撮影を続けましたが、2匹目の
ドジョウはGetできず仕舞い。それでも約5時間で72個の流星を捕捉
しました。その中で明るい流星が写った動画を50本ほど纏めたのが
こちら(もちろん大火球も入ってます)。

いやー、遠出した甲斐がありました。撮影候補地としては富士山の
西麓も考えてたんですが、そっちだと富士山とは反対方向に火球が
見えたはずで、多分写せなかったでしょうから、天気も含めて諸々
幸運に恵まれた一夜だったように思います。

なお、捉えた大火球は専門家によるとふたご座流星群に帰属される
ものではなく、活動期間の長い(10月中旬~)「おうし座流星群」の
ものらしいです。って、そういうオチかい・・・ でもまぁイイか!


今朝の富士山(2024/12/17)

2024-12-17 09:32:05 | 富士山

今日も綺麗に見えていて、これで朝撮りの連続日数が10日となりました。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:-0.9℃  富士山:-18.5℃ 

八王子アメダスの最低気温はまた氷点下を記録し、6日連続の冬日
となりました。昨年の同期間における最低気温の記録を調べたら、
ずっとプラスの値で推移し、16日には最低気温8.3℃、最高気温が
驚きの20.5℃という日もありました。今年の冬は昨年と比べると
この先もかなり厳しい寒さに見舞われそうな予感がします。