この彗星を約1か月ぶりに撮影しました。
【紫金山・アトラス彗星(C/2023 A3)12/24】
キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO1600,STARRY NIGHTフィルター,
1.6倍クロップ,総露出時間10分(1分×10コマ,加算メトカーフコンポジット),
タカハシEM-200Temma2M赤道儀,口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,
等倍トリミング,山梨県北杜市にて
日没後の西空で高度的に金星よりも低いせいか、色合いが暖色系に
転んでます。信頼スジによると光度は約10等で、前回の撮影時より
約1等級暗くなりました。太陽からはもう3.5AU(太陽-地球間の平均
距離の3.5倍)ほど離れしまい、火星軌道と木星軌道の間に相当する
位置まで遠ざかってますが、思ったよりも減光してない感じです。
上の写真のとおり、まだ尾を伸ばした姿が捉えられる状況ですが、
さすがに衰えた感じは否めませんね。
今後は太陽と同じ方角に位置するようになってしまうため一時的に
観測不能となりますが、1月末からは夜明け前の東の低空に見える
ようになります。その頃の予報光度は約12等と、かなり暗くなって
しまう見込みです。それでも頑張れば捉えられそうな光度ですが、
急減光して写し難くなる可能性もあり得るので、個人的にはこれが
ラストショットになるかもしれません。