Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
 9/17 中秋の名月

EOS Raで撮ってきた!

2019-12-08 23:29:09 | 遠征日誌

昨晩(というか今日の未明)、晴れてる所まで行って、EOS Raの試写をしてきました。
まずはカメラレンズによる星野撮影結果。


【冬の大三角】
 キヤノンEOS Ra+タムロンSPAF28-75mmF2.8XRDiLDアスフェリカル,F4,ISO1600,
 総露出時間30分(5分×6コマ加算合成),タカハシEM-200Temma2M赤道儀にて恒星時追尾,
 ノートリミング,長野県富士見高原にて

写ってる範囲をシミュレーションすると・・・


(AstroArts社 ステラナビゲータによるシミュレーション 四角枠内が写野)

プロキオン・ベテルギウス・シリウスを結んでできる「冬の大三角」の真ん中に天の川が写っていて、
その流れの中に赤い散光星雲が点在しているのが分かります。でも、右寄りのオリオン座の辺りの方が
エンゼルフィッシュ星雲やバーナードループといった大型の星雲が多くて赤い領域が目立ってますね。
月が沈んだ2時半頃から撮影したため、オリオン座は西に大きく傾いてしまい、地上の光害の影響により
フレームの右下辺りが緑色にカブってしまったのが残念。レンズの周辺減光も大きくて嘆かわしい画像に
なってしまいましたが、赤い星雲の描写力は十分確認できる結果が得られてます。

次いで望遠鏡直焦点撮影に切り替えて、先日EOS60Daで撮ったのと同じ星雲を狙いました。


【ばら星雲 NGC2237】
 キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO800,
 総露出時間60分(6分×10コマ,加算平均コンポジット),
 タカハシEM-200Temma2M赤道儀,口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,
 若干トリミング,長野県富士見高原にて

さすがにフルサイズだけあって、写野が広いことを実感しました。ただ、上下の端にケラレっぽい影が
少し出てしまったんでトリミングしてます。原因ははっきりしませんが、鏡筒とマウントアダプターとの
相性みたいなのが影響している可能性が考えられます。
撮影条件は60Daの撮影時と同じにしており、星雲の写り自体はあまり変わらないような気がします。
ばら星雲は明るいんで、もっと暗い対象を狙った時に描写力の差が出てくるかもしれません。
今回の試運転で操作の方はだいぶ慣れてきました。まだ十分使いこなせてるとは言えませんけどね。



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