Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
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 土星が観測好期

韓国製レンズの天体写真適性

2018-08-05 21:15:00 | 撮影機材

先月購入したデジイチ用の中望遠レンズSAMYANG 135mm F2 ED UMCで☆撮りしてみました。
まずは絞り開放ではくちょう座にある有名な星雲を撮ったのがこちら↓
北米&ペリカン星雲_135mm.jpg
【北アメリカ星雲/ペリカン星雲付近】
 キヤノンEOS60Da+SAMYANG 135mm F2 ED UMC,F2,ISO800,
 総露出時間60分(2分×30コマ加算合成),中型赤道儀使用,ノートリミング

撮影地は新潟県十日町市某所です。空の暗さに助けられてる面もありますが、なかなかの写りです。
周辺減光が少し気になりますけど、開放絞りなんで仕方ないところでしょう。
続いて少し南西にカメラを振って撮ったのがこちら↓
はくちょう座サドル付近_135mm.jpg
【はくちょう座γ星サドル付近の星雲群】
 ※撮影条件は上と同じ

こちらも星像が小さくて、かなりシャープな印象があります。
で、オリジナル画像1コマから写野の中心部と四隅を等倍で切り取ったのがこちら↓

135mm星像チェック.jpg
隅の方はさすがに少し星像が伸びたりしてますが、絞り開放でこのレベルは驚きです。
色収差で発生するパープルフリンジを抑制するためにL41というUVカットフィルターを使ってますが、
星像の周りが少し色付いているような印象もあります。でも、画像処理で修正できるレベルなんで、
個人的には許せる範囲です。

さて、同等スペックの国産レンズというと、いずれも実売価格が軽く10万円超えですが、
このレンズは平均価格が6万円台ですからコスパは抜群だと思います。
ちなみに自分は新品を5万円台で入手しました。
まぁ、完全なるマニュアルレンズなんで、一般写真用途としては不人気でしょうけど、
天体写真用途では珠玉の逸品と言えそうです。



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