パンスターズ彗星を撮った28日の夜は事実上、令和元年最後の☆撮り遠征となりました。
撮影地をどこにしようか悩みましたが、最終的には好天が期待できそうな山梨県北西部を選択。
現地には数名の同志の方がいて撮影機材等の話に花が咲く中、期待通り晴天が一晩中続いてくれて、
明け方までの6時間で7天体を撮影。久々の大漁でしたが、ほとんどEOS Raのテスト撮影に明け暮れました。
しかしまぁ、画像ファイルサイズが大きくて、沢山撮ると後の画像処理に時間が掛かって大変なことに。
散光星雲等は画像処理で細かな調整が必要なんで後回しにして、とりあえず星団2つを仕上げました。
【とも座の散開星団 M46,M47】
【かに座の散開星団 M44】
前者は辛うじて肉眼でも存在が確認でき、密集度の違う星団が仲良く並んでいるのが面白いです。
後者は肉眼で雲状に見え、「プレセペ星団」と呼ばれている著名な天体で、欧米では"Beehive cluster"
(ハチの巣星団)のニックネームで通ってます。中国では死者の魂が集まった所と考えられていたとか。
どちらもこれまでのAPS-Cサイズセンサー搭載カメラでは窮屈な構図になってしまいがちでしたが、
フルサイズだと収まりのよいフレーミングになってくれるのが有り難いです。
共通撮影データは次のとおり。
キヤノンEOS Ra+タカハシε-180EDC,F2.8,ISO800,ASTRO LPR Type2フィルター使用,
総露出時間32分(2分×16コマ,加算コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,山梨県北杜市にて
☆撮り遠征、お疲れさまです。
今年最後の遠征は条件が良かったですね。
イオスラのテスト撮影とのことですが
mashさんのようなシロウトには十分な天空が広がってます。
今年も色々な星々たちに出会えさせて頂きありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
よいお年をお迎えください。
天気に恵まれましたが、冷え込みは厳しくて体には堪えました。
撮影後の処理もなかなか捗らず、年越し決定です。
イオスラの操作には少しずつ慣れてきましたけど、
便利な機能をまだ使えてないかもしれません。
今年も沢山のコメントをいただき恐縮です。
こちらこそ来年もどうぞ宜しくお願い致します。