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非冷却CMOSカメラASI585MCでの試写【ディープスカイ撮影編-6】

2024-06-14 08:11:56 | 撮影機材

先週土曜日の未明にCMOSカメラでこの散光星雲を狙ってみました。


【三裂星雲 M20(いて座)】
 ZWO ASI585MC+タカハシε-180EDC,F2.8,Gain300,STARRY NIGHTフィルター,
 総露出時間40分(2分×20フレーム,σクリップ加算平均コンポジット),タカハシEM-200Temma2M赤道儀,
 口径25mmガイド鏡にて恒星オートガイド,静岡県西伊豆町にて

夏の濃い天の川の暗黒帯の中にある知名度の高い天体で、愛称は暗黒星雲で分割されたような姿に由来します。
「パンジー星雲」と呼ばれることもあります。北側には青い反射星雲が広がっていて、色の対比が見事な星雲です。
割と明るいので小型双眼鏡で存在確認できますが、望遠鏡を使っても眼視で色までは感じ取れないのが残念です。

焦点距離500mmの使用鏡筒とフルサイズデジイチの組合せでは、南にある干潟星雲M8まで写野内に収まりますが、
1/1.2型センサー搭載CMOSカメラではM20だけがイイ感じで収まる画角になり、大写しが可能になります。
で、等倍トリミングすると・・・

暗黒帯の割と細部まで描出されたような気がします。でもゲインを上げ過ぎたようで、恒星像が飽和してるのが
いただけませんね。CMOSカメラではむやみに感度を上げて撮るのは避けるべきなのかもしれません。

ところで、季節的に環境温度が上がって、ノイズが一気に増えるかと思ったら意外と大したことは無く、
こういう明るめの被写体なら、別途撮ったダークフレームの減算処理で対応できるレベルでした。
(まだつづく?)



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