Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
4/5宵 火星と月が接近

こと座流星群が活動中

2020-04-22 21:28:31 | 天文現象

こと座流星群が今夜極大を迎えるということで、ライブ配信も予定されているようです。
例えばこちら↓

こと座流星群2020を楽しもう!

主要流星群の一つではありますが、例年並みなら1時間あたり数個程度の出現率なので、
見えたら儲けものっていうレベルで、ライブ配信で捉えられるかどうか微妙な気もします。
それよりも晴れている所が少ないかもしれませんねぇ。
曇ってても流星群活動が把握できる電波観測では、こんな状況になってます↓

2020 4 月 こ と 座 流 星 群

21時過ぎにチェックしましたが、ピークは過ぎたって感じ。

ところで、流星群はこれ以外にもたくさんありますので、興味がある方は下記リンク先をチェック。

流星群一覧(2020年版)

 


アトラス彗星の核が4つに分裂

2020-04-22 17:37:05 | ほうき星

肉眼で見えるほど明るくなると期待されていたアトラス彗星は、先月末から今月初めにかけて増光ペースが鈍り、
彗星本体の核が崩壊し始めたらしいとの情報も出ていましたが、やはり彗星核が分裂していたことが判明。
その様子は下記リンク先の画像で確認できます。

Comet ATLAS Breaks Up

完全に崩壊して粉々になってしまった訳ではないようで、画像から4つの塊が確認できます。
この先、それぞれの間隔が開いていきながら軌道上を動いていくと思われますが、
小さい破片は太陽に近づくにつれて消滅するかもしれません。

ちなみに、ここから先はマニアックな話になりますが、各分裂核にはA,B,C,Dの符号が付けられており、
個別に軌道要素が計算されてます。

MPEC 2020-H28 : COMET C/2019 Y4 (ATLAS)

上記リンク先の一番下にそれぞれの軌道要素(Orbital elements)が出てます。
全部で5つ表記されてますが、最初のものが元来の軌道要素、その下が各分裂核の軌道要素みたいです。
各要素のうち"e"(離心率)に着目すると、B核が元々の細長い楕円軌道(周期6000年以上)に近い感じ。
A核は1を超えてるので太陽系外に飛び去って2度と戻ってこないような軌道に変化したかも? 
C核はなんと公転周期が短くなって、"P"に値が出ているように57.8年で一周する軌道になったってことかな?
D核は逆に周期が元々の6000年のレベルより長くなった可能性があります。
と云っても、それぞれがさらに分裂したり消滅したりしなければの話ですし、
観測データがもっと集まってくると値が変わってくるかもしれません。
いずれにしても肉眼彗星になる可能性はほぼ無くなったとみられます。


はやぶさ2が天の川を撮影

2020-04-17 22:27:03 | きまぐれ日記

夕刻にこんなニュースがありました。

はやぶさ2、天の川パチリ 帰還中、カメラ動作確認で

久々に小惑星探査機「はやぶさ2」の話題でした。
搭載カメラのテスト撮影を実施したとのことですが、撮られたのは天の川の一角で、こんなエリア(赤枠内)でした。

個人撮影の過去画像から、へびつかい座にある「パイプ星雲」と呼ばれる暗黒星雲の西側の部分と特定しました。

少し下の部分が切れてますが、大体合ってるかと。

さて、はやぶさ2は順調にミッションを遂行中のようですね。
今年中にお宝を届けてくれる見込みなんで楽しみです。


火星・土星・木星と月のランデブー(2020/04/15)

2020-04-15 05:51:35 | 星景写真

今日の明け方、南東天に見られたシーンを撮影。

3つの星が目立ってますが、左端に火星、右上に少し離れて土星、そのさらに右上に木星と並んでます。
右端は月で、残念ながら露出オーバーになってしまいました。HDR撮影機能をONにしたんですけどねぇ。

明日は火星と土星の間に月がやってきて、バランスのよい配置になりますが、曇られる予感が・・・


今朝の富士山(2020/04/14)

2020-04-14 07:43:38 | 富士山

とってもクリアに見えてます。

昨日の関東平野部は豪雨となりましたが、高標高地では降雪があったようで、富士山は白さが増した感じ。
ウチからは富士山の東に連なるように見える丹沢の山々もこの通り。

4月も中旬になってるんですけど、まだ雪が降るとはねぇ。


アトラス彗星が瀕死状態?

2020-04-12 00:55:25 | ほうき星

先週撮影して概ね順調に明るくなっていることを確認できたアトラス彗星ですが、
4/5あたりから彗星本体が分裂・崩壊しつつあるとの情報が出てきました。
下記のリンク先では今月10日に海外で撮影された画像を見ることができます。

https://spaceweathergallery.com/indiv_upload.php?upload_id=161188

頭部の集光が失われている上に、細長く伸びたようなイメージになってるのが分かります。
少し前から指摘されていた増光ペースの鈍化は彗星核崩壊の兆候だったのかもしれません。
こうなるともはや大彗星に成長する可能性は低く、太陽最接近前に雲散霧消する可能性すら考えられます。
まだ地球の公転軌道付近に位置していて、お楽しみはこれからという時期にとても残念なニュースです。

1844年の大彗星に関連した分裂核だとすると、元々崩れやすい性質の彗星だったということでしょうか。
もしかすると数年先あるいは十数年先にもう少し大きい分裂核がやってくる可能性もゼロとは言えないので、
今後に期待しましょうかね。でも、さらに数十年以上も隔てて来られたら自分は出会えないかもしれなぁ・・・


今朝の富士山(2020/04/11)

2020-04-11 09:11:27 | 富士山

この季節だから仕方ないとは思いますが、霞んだ見え方が続きます。

八王子アメダスの今朝の最低気温は3.8℃と低めです。昨日から北風が強く、体感温度はさらに低い状況。
これから明日にかけて天気は下り坂に向かうとの予想で、ある意味"Stay home"に貢献するかもしれません