Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
4/5宵 火星と月が接近

今朝の富士山(2023/05/16)

2023-05-16 08:45:00 | 富士山

ここ2~3日の気温低下で季節外れの大雪が降ったらしく、真っ白な姿に逆戻りしました。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:9.5℃  富士山:-10.2℃ 

昨年もGW中に新雪が積もったりしてましたが、5月中旬にこれほどの雪化粧になるとは吃驚!
農鳥は完全に覆い隠されてしまいました。


雨が降る中で飛び立った貨物機(2023/05/14)

2023-05-15 00:01:33 | 横田フライトインフォメーション

日曜日で雨も降っている中、横田基地を飛び立つ飛行機があったので狙ってみました。

Western Global Airlines(WGA)っていう航空会社の貨物機でした。
同社は設立が2013年ということなので、歴史が10年程度とまだ浅いようです。
FR24によると機材はMcDonnell Douglas MD-11F、機体記号はN412SNで、行き先は韓国・仁川空港でした。
MD-11型機は今となっては珍しい三発機で、写真でも分かるとおり両主翼に1つずつの第1エンジン2基と
垂直尾翼の付根あたりに第2エンジン1基を搭載してます。
ちなみにWikipediaによると、この機種は2000年夏でディスコンとなり、既に旅客型の運航は全て終了し、
現在飛んでいるのは貨物型のみだそうです。滅多に見られないレアな飛行機だったかもしれません。


五島プラネタリウム リーフレット No.236(1976年11月)

2023-05-14 00:01:15 | タイムマシンにお願い

このところ古い銀塩写真の画像を紹介してますが、それと時期が重なるネタをスタートします。

個人的に天体写真を撮り始めたのは1977年11月のことでしたが、その1年ほど前から毎月欠かさずに
渋谷東急文化会館の天辺にあった天文博物館 五島プラネタリウムへ友人3人と一緒に行ってました。
当時は中坊でしたので日曜日or祝日に朝から出掛けて、その日最初となる10時30分からの投影を見た後、
何故か新宿に移動して昼飯を食べてからヨドバシカメラ本店に寄ってショーケース内に展示されている
高級一眼レフカメラやレンズなどを食い入るように眺めては生唾を飲み込み、カタログだけかき集めて
帰途につくっていうのがルーティンでした。

さて、プラネタリウムの入場時にリーフレットが渡されていたんですが、内容は毎月変わってました。
実物はA4サイズの印刷物を2つ折りにした4ページ相当の仕立てです。いくつか手元に残ってるんですが、
処分前にスキャナーで読み取ることにしたので、画像として紹介していきます。シワが多いですけど・・・

保存状態が比較的良好なリーフレットで一番古いのは1976年11月配布のもので、こんなのでした。

表紙(1ページ目)にある話題のうちの左側のテーマは様々な天体や天文現象に纏わる話が主体で、
2ページ目にその概説があり、投影時には比較的分かりやすい生解説があるのでした。
この月のお題目は今で言う「銀河」でした。当時は「系外星雲」と呼んでいて、銀河系外にある星雲状
天体を指す言葉でした。また「アンドロメダ大銀河」は「アンドロメダ大星雲」と記載されてます。
一方、右側の「こよいの空に輝く星」は文字通り当月の夜に見やすい星座などをメインにした内容で、
リーフレットでは3ページ目に概要が載ってます。投影では星座絵なども映し出され、星座の探し方や
神話に関する話も聞くことができました。特にこの11月の夜空には古代エチオピア王家のメンバーと
関係者が勢ぞろいすることもあり、オールスターキャストの神話ストーリーが展開されるのでした。


【アーカイブ】オリオン座の日周運動を写した日(1977/12/10)

2023-05-13 00:00:11 | タイムマシンにお願い

昔の銀塩写真のデジタル化画像シリーズ第3弾です。

天体写真撮影に使う白黒フィルムとして2本目に購入したのは富士写真フイルムのネオパンSSSってヤツで、
感度はコダックTri-Xの半分となるASA200。それでも当時の一般向け国産フィルムとしては最高感度でした。
ちなみに、産業用(メインは医療向け?)としては富士XレイというX線撮影用のフィルムがあり、
その感度はASA400相当だったらしいんですが、入手困難な上に最低購入単位が1.7m×3本の缶入りで、
暗黒環境中で必要コマ数に切ってパトローネに詰めないといけないシロモノだったみたいです。
で、ASA200の国産フィルムで最初に撮ったのがコレです。


【オリオン座の軌跡】
 キヤノンEF+FD50mmF1.4 S.S.C.(Ⅱ),富士ネオパンSSS(ASA/ISO200),絞りF13.5,露出30分,
 固定撮影,都内某所にて

カメラを三脚に固定して30分ほどシャッターを開きっ放しにして撮ったオリオン座なのでした。
星が地球の自転により動いていくこと(いわゆる日周運動)で光跡となって写ってます。
こういうのは設定した露出時間で写野内の星がどのくらい動くかを勘案して構図を合わせますが、
ファインダーを覗きながら、さほど深く考えずに山勘でフレーミングした割に上手くいった感じ。
まぁ、ビギナーズ・ラックってヤツでしょうね。
ちなみに、写野を天文シミュレーションソフトで確認すると・・・


AstroArts社ステラナビゲータによるシミュレーション

一応、赤経・赤緯軸上の東西南北にも概ね合った構図になってました。
しかしモノクロでは星の色が分からず、つまらぬ写真を撮ってたなぁーって思います。
地上の風景でも入れておけば、もう少しマシだったろうにねぇ・・・


今日の太陽(2023/05/12)

2023-05-12 14:01:00 | 太陽

今月2度目の太陽面撮影。


EOS60Da+EF70-300mm F4-5.6ISⅡUSM(@300mm)+ND10000太陽撮影用フィルター(コレ無しでは危険!) 

前回同様、大きな黒点もなく平穏な感じですが、今週は比較的大きなフレア(局所爆発)が発生した模様。
その発生源は上の画像で右端に見られる小黒点群だったようです。


ジャンボな貨物便(2023/05/11)

2023-05-11 14:08:50 | 横田フライトインフォメーション

毎度お馴染みアトラス航空の貨物機が飛び立ってすぐの姿を捉えました。

同航空会社の貨物機は先月11日にも撮っており、その時は中型の双発機 Boeing 767 でしたが、
今回は大型の四発機 Boeing 747 でした。機体記号はN412MC。
西へ向かって2時間弱飛行し、韓国・烏山空軍基地に着陸した模様。


今朝の富士山(2023/05/10)

2023-05-10 08:53:53 | 富士山

昨日よりクリアに見えてます。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:7.2℃  富士山:-6.6℃ 

昨日の八王子アメダスの最高気温は19.8℃で、20℃に届きませんでした。
今日は風向きが北東から南寄りに変わっていき、最高気温は24℃まで上がる見込み。
1日の寒暖差が大きく、気温の振れ幅が15℃以上になりそうです。


今朝の富士山(2023/05/09)

2023-05-09 12:41:00 | 富士山

3日ぶりに朝撮りできました。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:7.2℃  富士山:-5.2℃ 

今朝は少し冷え込んで、6日ぶりに気温が7℃台まで下がりました。
日差しがあって気温は上がってきてますが、予想最高気温は19℃とGW後半よりかなり低めです。


激レアな要人専用機飛来(2023/05/08)

2023-05-09 00:02:02 | 横田フライトインフォメーション

8日の午後、とっても珍しい機体を撮影することができました。

米軍機でも民間航空機でもなく、なんと!ニュージーランド空軍(RNZAF)の輸送機でした。
機体記号はNZ7571で、調べてみたら要人専用機のようです。偉いお方が乗ってたんでしょうかねぇ?
FR24によると機材は Boeing 757-2K2 で、韓国・仁川空港を出発して1.5時間ほどで横田に到着。
日本では757型機自体が滅多にお目にかかれない機材みたいですが、さらにRNZAF所属ってなると
かなりレアな機体だったかもしれません。


【アーカイブ】月のクローズアップ撮影に初挑戦した日(1977/11/23)

2023-05-08 00:06:07 | タイムマシンにお願い

昔の銀塩写真のデジタル化画像の続きです。

天体写真初挑戦の日から4日後、20枚撮りのフィルムをまだ撮り切ってないということで、
平日の夜ではありましたが、また星好きのクラスメイトが集まって続きの☆撮りを敢行。
その夜のメインは友人の一人のお兄さんが所有する天体望遠鏡を借りて撮った月でした。


【月齢12.2】
 キヤノンEF+ビクセン ポラリス8L(推定),コダックTri-X(ASA/ISO400),F15,露出1/125秒,
 固定撮影,都内某所にて

望遠鏡をカメラレンズの代わりに使う、いわゆる直焦点撮影っていう方法で撮ったものです。
使用したのは口径8cmで焦点距離1200mmの屈折望遠鏡で、現行の市販品では見掛けないような長玉でした。
で、ネガを見ると1コマしか撮ってなかったので、どうやら一発勝負だったようです。
露出時間はおそらく『天文年鑑』に掲載の月に対する適正露出時間表を参考にして決めたと思われますが、
若干露出オーバーのようでしたので、デジタルデュープで得られた画像を少しだけレベル補正してます。
望遠鏡の架台は赤道儀でしたが追尾モーターは無く、赤経/赤緯のクランプを緩めて望遠鏡のファインダーと
カメラのファインダーを交互に覗いて手動で写野の中心に月を捉えた後、日周運動で刻々と動いていくのを
微動ハンドルで間欠的に戻しながら、望遠鏡のドローチューブ(合焦筒)の繰出しノブを懸命に操作して
ピント合わせをした記憶があります。それでも欠け際のクレーターとかを見ると画像にキレがありませんね。
一応、セルフタイマーを使った記録があるので、ブレの影響と言うよりはピントが甘かったんだと思います。

ちなみに、今月2日の夜に似たような月齢の月が見えていたので、焦点距離400mmの望遠レンズを用いて
ミラーレス一眼で撮ってみた画像がコレです。


【月齢12.3】
 キヤノンEOS Ra+EF400mmF5.6L USM,ISO400,F16,露出1/125秒,1.6倍クロップ,
 ピクチャースタイル:モノクロ,固定撮影,三脚使用

上の銀塩写真とほぼ同一露光条件による単独画像です。なお、ピント合わせではAFを使ってます。
少しフォーカスが甘めですが、望遠鏡に比べ焦点距離が1/3と短いにも関わらず高画質ですねぇ。
今やコンデジでも高倍率ズーム仕様のモデルならコレと同レベルの写真が楽々撮れてしまいますから、
イイ時代になったなぁーって、しみじみと感じるのでした。