Starlight Terrace

オリジナル写真で綴る夜空と夜景がメインのブログ
【注目の天文現象】
3/5夜遅く すばる食(すばるを月が隠す)

スマホで流星撮影はできる?

2024-06-03 17:38:11 | 実験クン

少し前に乗鞍高原にてスマホを使って天の川を撮りましたが、その際に自動保存されていたタイムラプス動画を
チェックしたら流れ星らしきものが写っているのに気付きました。そのアニメーションGIF化動画がコレです。

左端に一瞬だけ線状の光跡が確認できると思います。そこで当該フレームだけを抽出してみると・・・

残念ながらフレームアウトして全経路は捉えられてません。実物を目撃してないので、人工衛星という可能性も
ゼロではありませんが、1フレームにしか写ってなかったんで流星っぽい気がします。

ところで、Google Pixel7aでの星空撮影では、16秒露出×15連写で得られた全画像をスタックすることによって
1枚のスチル画像を出力していると推測されますが、流星の写った時に保存されたスチル画像はこんなのでした。

何故か流星像は認められません。念のため同時保存されたタイムラプス動画の全フレームを比較明合成したら・・・

流星像が確認できますね。なお、単純合成なので日周運動により恒星は約4分間の撮影時間中に動いた分だけ軌跡に
なってます。スマホの内部処理では恒星が軌跡にならないようにスタックしてスチル画像を出力しているものと
思われますが、その処理の過程で流星のような突発的に現れるイメージは除去されてしまうんですかねぇ・・・
となると、流星撮影目的では保存された1枚のスチル画像だけをチェックしても写ったかどうか分からないので、
タイムラプス動画の方を確認しないといけないってことになります。4分が1秒以内に圧縮されたとも言える
短い動画なので、チェックはあまり苦になりませんけどね。Pixel以外のスマホはどうなのか気になるぅ。


【アーカイブ】初めてカラーフィルムで惑星を撮影した日(1982/05/09)

2024-06-02 12:10:00 | タイムマシンにお願い

昔の銀塩写真のデジタル化画像シリーズの続き(第14弾)です。

赤道儀のモータードライブ装置(日周運動によって動いていく星を電動追尾するためのアイテム)を入手後は
惑星の強拡大撮影に勤しみ、ゴールデンウィーク明け後の週末に今度はカラーフィルムを用いた撮影を敢行。
やはり最初のターゲットは木星でした。


【木星】
 拡大撮影用カメラアダプター+Or7mmアイピース使用,F128,露出2秒

2本の縞模様がオレンジ色を帯びて写り、やっぱりカラーはイイなぁーって思ったものです。
細部の描写は全然ダメですけどね。当時はこんなレベルでも満足してました。
同じ露出条件で複数枚撮っていたら、現代の画像処理ソフトでコンポジットしてノイズを平均化したかったんですが、
残念ながら1枚ものでした。

次は火星を撮影。


【火星】
 拡大撮影用カメラアダプター+Or5mmアイピース使用,F180,露出2秒

火星は小さいので、今回は思い切って焦点距離の少し短いアイピースを使って拡大率を上げて撮影。
でもやっぱり小さくて、暗色模様はよく分からない感じ。それでもカラーだと暖色系の中心部と
下方の白っぽい極冠の色の違いがそれなりに確認でき、やっぱりカラーの威力を感じる結果でした。

なお、共通撮影データは次のとおり。
 カメラ:キヤノンEF
 望遠鏡:タカハシ13cmパラボラニュートン反射
 フィルム:サクラカラー400(ASA/ISO400)
 架台:タカハシ90S赤道儀使用(電動追尾)
 ※いずれの画像もトリミングをしています。


今朝の富士山(2024/06/01)

2024-06-01 13:30:00 | 富士山

雲に囲まれてたものの、8日ぶりに朝撮りできました。

<今日のアメダス最低気温>
八王子:16.3℃  富士山:-4.6℃ 

台風1号は昨日の未明に温帯低気圧に変わりましたが、南関東では朝10時台まで降雨のところが多かった模様。
中国南部付近で台風2号が既に発生してますが、まだ日本に直接的な影響をもたらすことは無さそうです。