「もうやってくれないんだよね」
母が布団を広げて悩んでいました。
今まで、5~7年ごとに布団屋さんで布団の綿を打ち直してもらっていましたが、その布団屋さんのご主人が高齢のために打ち直しを引き受けなくなったんだそうです。
しかも、布団を打ち直すより新しい布団を買った方が安上がりだとか。
綿も大切な資源です。畑にまかれたワタの種が芽を出し、水と養分をたくさん吸って、日の光をいっぱいに浴びてぐんぐん育って、花を咲かせて、白いふわふわした実をつけて、その白い実を人間が摘み取って出来上がるのが綿です。
白い綿には、植物の不思議と人の力がたくさん詰まっています。
大事にしたいね。
布団の綿を打ち直して再びふかふかにして使うことは、日本人が昔から続けてきた、環境に優しい行いです。
その仕組みが、今、崩れてしまっています。
布団屋なんて、もうからないのでしょうね。
今どき布団の綿を打ちなおす人も少ないのでしょうね。
物を無駄にせずに大切に使いたいものですが、時代の流れというものは、そんなささやかな願いも聞き入れてはくれないようです。
母が布団を広げて悩んでいました。
今まで、5~7年ごとに布団屋さんで布団の綿を打ち直してもらっていましたが、その布団屋さんのご主人が高齢のために打ち直しを引き受けなくなったんだそうです。
しかも、布団を打ち直すより新しい布団を買った方が安上がりだとか。
綿も大切な資源です。畑にまかれたワタの種が芽を出し、水と養分をたくさん吸って、日の光をいっぱいに浴びてぐんぐん育って、花を咲かせて、白いふわふわした実をつけて、その白い実を人間が摘み取って出来上がるのが綿です。
白い綿には、植物の不思議と人の力がたくさん詰まっています。
大事にしたいね。
布団の綿を打ち直して再びふかふかにして使うことは、日本人が昔から続けてきた、環境に優しい行いです。
その仕組みが、今、崩れてしまっています。
布団屋なんて、もうからないのでしょうね。
今どき布団の綿を打ちなおす人も少ないのでしょうね。
物を無駄にせずに大切に使いたいものですが、時代の流れというものは、そんなささやかな願いも聞き入れてはくれないようです。