みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

牛タンの洗礼

2006年10月09日 18時57分04秒 | いのち
cow0000.jpg: 牛と牛舎
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=8.0, SS=1/100s), ISO200, WB=Cloudy (+2), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

放牧場。牛が、のんびりと草をはんでは反芻 (はんすう) を繰り返しています。ここの牧場にいるのは乳牛ばかり。みんな雌です。耳には黄色いピアスならぬタグを付けており、鼻輪は付けていません。今どき鼻輪なんてダサダサ?

牛はのんびりしていても、裏の飼育員は大忙し。

cow0001.jpg: 牛舎で草を食べる牛
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/40s), ISO200, WB=Cloudy (+2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

餌の時間です。我先に干し草にむしゃぶりつきます。

cow0002.jpg: 牛舎で草を食べる牛
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=4.5, SS=1/40s), ISO200, WB=Cloudy (+2), f=34mm (35mm-equivalent: 51mm)

干し草の中に鼻先を突っ込んで食べます。そんな牛の頭に型抜きされるかのように、丸い跡を残して草がなくなっていきます。

白黒模様の牛を撮るにはマニュアル露出が一番。D70sはコマンドダイヤルを2個装備しており、各ダイヤルで簡単に絞りとシャッタースピードを変えられます。撮影は軽快そのもの。気分も盛り上がってきました。ロバに続いて牛の顔も接写してみましょう。牛の関心を引きすぎないように、少しずつ少しずつ近づいていきます。

フン!

しぶきが飛んできました。ひょっとして牛の鼻水!? うわっ、レンズに付いちゃったよ。

レンズふきふき……。

牛に50cmほどの距離まで近づいたところで、あえなく撤退。気を取り直して別の牛舎へ。

こっちの牛舎では、白黒のホルスタインと茶色いジャージー牛が同居しています。

cow0003.jpg: ジャージー牛の顔
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=3.5, SS=1/125s), ISO200, WB=Cloudy (+2), f=29mm (35mm-equivalent: 43mm)

「何だよ。餌くれないのかよ」

ジャージー牛の冷たい視線が突き刺さります。君たち、食い意地張りすぎだってば。食べて寝てばっかりいると牛になっちゃうよ。

牛が柵 (さく) の間から顔を出してくれたところで、いよいよ本題へ。先程は鼻水攻撃を食らってしまいましたが、そんなことにめげてはなりません。顔の接写に再挑戦。レンズをなめられたり指紋ならぬ鼻紋を押されたりしないように注意しながら牛の顔に近づきます。寄って寄って寄って……

ベロッ

あっ!

レンズは、一瞬にしてピンク色の大きな舌の餌食となりました。牛とカメラの間には、ツーッと糸を引く無色透明のだ液。気をつけてたのに。

今度はレンズとレンズフード*をふきふき……。

にわか牧場カメラマン、牛タンの洗礼を受けて玉砕。打ちひしがれた心を引きずるように、隣の牛舎へ移動します (まだ懲りない)。

レンズフード*を付けていたので前玉**の被害面積は半分ほどで済みました。さらにレンズの前に保護フィルターを付けていたので、レンズのガラス面に実質的被害はありませんでした。

保護フィルターは仮に水ぶきし、レンズフードは駅の洗面所で水洗いしました。家に帰った後、改めてレンズクリーニング液を使って保護フィルターをふき上げました。表面に大きな傷が付いていたら保護フィルターを買い替えなければいけないところですが、どうやら無事のようで一安心。



「カメラなんか知らん!」という人が今日の記事を1.4倍楽しむための用語解説

* レンズフード …… レンズ先端に取り付けて、余計な光がレンズに入り込まないように遮るための覆い。
camera01.jpg

** 前玉 …… 被写体に一番近いレンズ (またはレンズ群)。ここでは牛に一番近いレンズのこと。野良猫の撮影中は、前玉に猫パンチを食らわないように特に気をつけたい。


蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年10月9日の記事は → 「めかぶもずくと野菜ジュースでおはよう

【みぃのつぶやき】 旅先では外食が続きます。野菜が不足しないように、旅行中にスーパーでパック入りめかぶを買うのがマイブーム。でも、先日の但馬旅行では帰りが遅くなる日が続き、ホテル近くのスーパーに寄れませんでした。残念。

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