一眼レフの雄たけびに驚愕した日の記事に、一眼レフ先輩格のkissnさんからコメントが寄せられました。
ふむふむ。
カメラを買う前に、カメラのカタログと一緒にフィルターのカタログももらってきて、予想以上に多くのフィルターがあることに驚きました。それまでに知っていたのは、反射光の成分を取り除く偏光 (PL) フィルターだけ。ところがカタログを見ると、曇天時の青かぶりを補正するフィルターや、空や水の青い色を強調するエンハンサーなど、いろいろなフィルターが紹介されています。
こういうものもあるんだね。
デジタルカメラの場合、例えば曇天時の青かぶりには画像処理で対応するのが一般的です。デジカメ内部ではホワイトバランスの調整を行いますし、写真をパソコンに取り込んで画像処理ソフトで色合いを調整することもあります。RAWで撮影した場合は、ホワイトバランスの調整までパソコンで行うことになります。空や水の青い色を強調する場合も、画像の彩度を上げる処理をカメラ内部かパソコンで行います。
今でこそデジタル化されてしまった処理ですが、フィルム全盛だった頃にフィルターで色合いを補正していた名残が数多くの製品群からうかがえます。フィルム全盛期は、フィルターの使いこなしも腕の見せ所だったことでしょう。
フィルターのカタログのほか、各社のレンズカタログももらってきて、寝る前などによく見ていました。中には、Ai AF-S Nikkor ED 600mm F4D II (IF) なんて化け物みたいなレンズも載っていました。
よく見てみると、そのレンズの前玉 (一番被写体に近いレンズ) の前に保護ガラスが1枚入っています。
なるほど、高いだけのことはあります。
定価が100万円を超え、実売価格でも90万円近い製品ですから、使う側にしてみれば、レンズに傷が付いたからといって簡単に買い換えるわけにもいきません。
売る側にしても、こんなに特殊で高価な製品はめったに売れませんから、在庫として寝かせている期間も長いでしょう。万一、在庫期間中や輸送中に前玉に傷が付いたら、レンズが高価な分、原価も相当圧迫されるでしょう。
そんなレンズの場合、必要に応じて前面の保護ガラスだけ交換できれば、ユーザーもメーカーもかなり助かるはずです。
kissnさんからお勧めされた保護フィルターは、そのような役割を果たすものでした。特に何かの撮影効果を加えるわけでもなく、単にレンズを傷や汚れから保護するためだけのフィルター (プロテクター) です。
実は、レンズを買うときにプロテクターも買うべきか迷っていました。何しろSIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macroは最短撮影距離が短く、レンズを70mmまでいっぱいに繰り出すと、ワーキングディスタンス (レンズ先端から被写体までの距離) 3cmまで寄れます。ここまで寄ると、ファインダーをのぞき込みながらカメラを少し動かして構図を微調整しようとしたときに、被写体にレンズをぶつける可能性があります。
保護フィルターが必要かと考える一方、レンズの値段も高くはありませんし、レンズの扱いに不慣れな初心者のことですから、不注意でレンズを傷める可能性もかなり高いです。かわいそうですが、初心者のファーストレンズは消耗品のようなものだと思っていました。
結局、最初はレンズだけ買い、プロテクターは買いませんでした。
でも、先人の意見は素直に聞くべし。
kissnさんからお勧めがあったので、買い物ついでにプロテクターも探してきました。
すぐに見つかったのは中国製で2000円以下と安く、知らないメーカーのプロテクターでした。もっとも、知っているメーカーといっても、私の場合はカメラ各社とケンコー、マルミだけですけど。
プロテクターを付けるということはレンズの前に1枚アクリル板を置くことですから、透明度が高く、きちんとコーティングされているプロテクターを選ばないといけません。特に、反射防止コーティングがされていないと、レンズとプロテクターの間で光が不必要に反射し合って写真に悪影響が出かねません。
その出所不明なプロテクターは値段が安いには安いのですが、ちゃんと反射防止コーティングがされているか不安です。
運がいいのか悪いのか、その出所不明なプロテクターの中には私のレンズに合うサイズ (72mm) がありませんでした。
別の製品を探しましょう。
見ていると、ケンコーのPro1 Digitalシリーズも並んでいます。72mmの棚には、プロテクター・ワイドが置かれていました。値段を確認しましょう。
1万3000円 !?
びっくりです。この値段なら、プロテクター3枚でレンズが買えます。
おかしいと思ってよく見てみると、1万3000円という値札には品番に「…PL…」と書いてあります。
ん? 誰かがPLフィルターのところにプロテクターを置いたね?
プロテクターコーナーに貼られている値札を確認すると4000円ほど。これなら買えます。
びっくりしたなぁ、もう。
喜んで家に帰り、いよいよプロテクターを装着してみます。他にフィルターを持っているわけではないので、このプロテクターはこのまま付けっぱなしにする予定です。付けっぱなしにするなら、あらかじめレンズ表面をお掃除しておきましょう。プロテクターとレンズの間にホコリをため込んだら意味がないしね。
ブロワーでぷしゅぷしゅ。
クロスでふきふき。
いよいよプロテクターをD70sに装着~♪
レンズ前面にキュルキュルとねじ込みます。
見た目はあまり変わりませんが、愛着が一段アップしました。(1.4倍? 2倍?)
このケンコーのプロテクターもかなりお値段が張るので、プロテクターを保護するためのプロテクターが必要かも!?
……(前略)
レンズ保護フィルターは、買いましたか?
使っていると、かなり汚れてくるのが、分かると思います。。
ぜひ、最初から保護してあげてください。
ふむふむ。
カメラを買う前に、カメラのカタログと一緒にフィルターのカタログももらってきて、予想以上に多くのフィルターがあることに驚きました。それまでに知っていたのは、反射光の成分を取り除く偏光 (PL) フィルターだけ。ところがカタログを見ると、曇天時の青かぶりを補正するフィルターや、空や水の青い色を強調するエンハンサーなど、いろいろなフィルターが紹介されています。
こういうものもあるんだね。
デジタルカメラの場合、例えば曇天時の青かぶりには画像処理で対応するのが一般的です。デジカメ内部ではホワイトバランスの調整を行いますし、写真をパソコンに取り込んで画像処理ソフトで色合いを調整することもあります。RAWで撮影した場合は、ホワイトバランスの調整までパソコンで行うことになります。空や水の青い色を強調する場合も、画像の彩度を上げる処理をカメラ内部かパソコンで行います。
今でこそデジタル化されてしまった処理ですが、フィルム全盛だった頃にフィルターで色合いを補正していた名残が数多くの製品群からうかがえます。フィルム全盛期は、フィルターの使いこなしも腕の見せ所だったことでしょう。
フィルターのカタログのほか、各社のレンズカタログももらってきて、寝る前などによく見ていました。中には、Ai AF-S Nikkor ED 600mm F4D II (IF) なんて化け物みたいなレンズも載っていました。
よく見てみると、そのレンズの前玉 (一番被写体に近いレンズ) の前に保護ガラスが1枚入っています。
なるほど、高いだけのことはあります。
定価が100万円を超え、実売価格でも90万円近い製品ですから、使う側にしてみれば、レンズに傷が付いたからといって簡単に買い換えるわけにもいきません。
売る側にしても、こんなに特殊で高価な製品はめったに売れませんから、在庫として寝かせている期間も長いでしょう。万一、在庫期間中や輸送中に前玉に傷が付いたら、レンズが高価な分、原価も相当圧迫されるでしょう。
そんなレンズの場合、必要に応じて前面の保護ガラスだけ交換できれば、ユーザーもメーカーもかなり助かるはずです。
kissnさんからお勧めされた保護フィルターは、そのような役割を果たすものでした。特に何かの撮影効果を加えるわけでもなく、単にレンズを傷や汚れから保護するためだけのフィルター (プロテクター) です。
実は、レンズを買うときにプロテクターも買うべきか迷っていました。何しろSIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macroは最短撮影距離が短く、レンズを70mmまでいっぱいに繰り出すと、ワーキングディスタンス (レンズ先端から被写体までの距離) 3cmまで寄れます。ここまで寄ると、ファインダーをのぞき込みながらカメラを少し動かして構図を微調整しようとしたときに、被写体にレンズをぶつける可能性があります。
保護フィルターが必要かと考える一方、レンズの値段も高くはありませんし、レンズの扱いに不慣れな初心者のことですから、不注意でレンズを傷める可能性もかなり高いです。かわいそうですが、初心者のファーストレンズは消耗品のようなものだと思っていました。
結局、最初はレンズだけ買い、プロテクターは買いませんでした。
でも、先人の意見は素直に聞くべし。
kissnさんからお勧めがあったので、買い物ついでにプロテクターも探してきました。
すぐに見つかったのは中国製で2000円以下と安く、知らないメーカーのプロテクターでした。もっとも、知っているメーカーといっても、私の場合はカメラ各社とケンコー、マルミだけですけど。
プロテクターを付けるということはレンズの前に1枚アクリル板を置くことですから、透明度が高く、きちんとコーティングされているプロテクターを選ばないといけません。特に、反射防止コーティングがされていないと、レンズとプロテクターの間で光が不必要に反射し合って写真に悪影響が出かねません。
その出所不明なプロテクターは値段が安いには安いのですが、ちゃんと反射防止コーティングがされているか不安です。
運がいいのか悪いのか、その出所不明なプロテクターの中には私のレンズに合うサイズ (72mm) がありませんでした。
別の製品を探しましょう。
見ていると、ケンコーのPro1 Digitalシリーズも並んでいます。72mmの棚には、プロテクター・ワイドが置かれていました。値段を確認しましょう。
1万3000円 !?
びっくりです。この値段なら、プロテクター3枚でレンズが買えます。
おかしいと思ってよく見てみると、1万3000円という値札には品番に「…PL…」と書いてあります。
ん? 誰かがPLフィルターのところにプロテクターを置いたね?
プロテクターコーナーに貼られている値札を確認すると4000円ほど。これなら買えます。
びっくりしたなぁ、もう。
喜んで家に帰り、いよいよプロテクターを装着してみます。他にフィルターを持っているわけではないので、このプロテクターはこのまま付けっぱなしにする予定です。付けっぱなしにするなら、あらかじめレンズ表面をお掃除しておきましょう。プロテクターとレンズの間にホコリをため込んだら意味がないしね。
ブロワーでぷしゅぷしゅ。
クロスでふきふき。
いよいよプロテクターをD70sに装着~♪
レンズ前面にキュルキュルとねじ込みます。
見た目はあまり変わりませんが、愛着が一段アップしました。(1.4倍? 2倍?)
このケンコーのプロテクターもかなりお値段が張るので、プロテクターを保護するためのプロテクターが必要かも!?
蔵出し企画: おもちゃ箱の奥 2005年3月12日の記事は → 「惣菜パン」 【みぃのつぶやき】 相変わらず、パン屋さんの前を通りかかると、ふらふらっと入りたくなってしまいます。インドカリーといい、何かと無駄遣いの多い食卓だこと。 ※ 過去の記事へのコメントも歓迎します。恐れ入りますが、コメントは該当する記事に書いてくださるようお願いします。過去の記事に関するコメントが今日の記事に書かれていると、他の読者が脈絡を理解できず、混乱してしまいますから。 |