みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

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但馬旅行写真集・10 (餘部駅)

2006年09月25日 18時07分09秒 | 気ままにお出かけ
statn012.jpg: 餘部駅。電柱と停車位置の表示
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=2.8, SS=1/1600s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

電柱と停車位置の表示。長い年月を経たのでしょう。電柱に書かれた「あまるべ」という文字が消えかかっています。

太陽は顔を出したり雲に隠れたり。少し空模様が不安定ですが、昨日までは雨の予報が出ていたのです。一瞬でも日が差すなんて幸運ではありませんか。光の条件が目まぐるしく変わると撮影は大変になりますが、そんな苦労も予想外の日差しの下では喜びのうち。

statn013.jpg: 餘部駅ホームの西端
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=2.8, SS=1/1250s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

駅の西側に来ました。線路はフェンスの向こうまで延びています。この駅を出た列車は、きっとまたすぐに高い緑の壁に左右を挟まれ、枝葉を払いながら森の中を進むことになるのでしょう。

statn014.jpg: 餘部駅のホームから東側を望む
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/1000s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (-2), f=70mm (35mm-equivalent: 105mm)

振り返ると、屋根もないホームに沿ってまっすぐに長く長く延びる線路がトンネルに吸い込まれていました。

山の中を抜ける山陰線は、ところどころにトンネルがあります。城崎温泉から西に折れ、森の中を走り続けた時間が脳裏によみがえります。山あいを走る間は常に緑のトンネルに囲まれ、バサバサ、ガサガサと木の葉が車体にこすれる音が絶えませんでした。

人波が引き、ディーゼルエンジンの小刻みな振動も消えた駅に、いつもの静けさが戻りました。観光客の喚声が消えたホームに沿って、草木のにおいを確かめるように一歩一歩進みます。ホームの端には、今回の旅の本丸である餘部鉄橋。

statn015.jpg: 餘部鉄橋に延びる線路
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=2.8, SS=1/2000s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

鉄橋の奥には、白い波が行き来する日本海が広がっていました。

ざざん、ざざん。

餘部駅からひとしきりの喧騒 (けんそう) が引いた後に最初に耳に届いた音は、打ち寄せる波の音。そう、餘部の駅は波の音が届く駅なのです。

餘部駅の東側 (香住駅側) から山の斜面を登ると、餘部鉄橋全体を見渡せる撮影ポイントに上がれます。

bridg000.jpg: 餘部鉄橋。日本海を背に
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=5.6, SS=1/500s), 0.0EV (Spot metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=29mm (35mm-equivalent: 43mm)

ひゃぁ~!

壮大な鉄橋の背後に日本海。浜で白く砕ける波。秋雨前線の影響でしょうか、この日は少し波が立っているように見えます。

撮影ポイントには既に10人ほどの先客がおり、カメラを三脚に載せて列車の通過を今か今かと待っていました。中には大口径の望遠レンズを鉄橋に向けている人も。こんなに人がいるなんて、もうすぐ列車が通過するのかな。そんなことなど気にせずに撮影ポイントに登ってきた私ですが、せっかくですからこの機会に便乗しちゃいましょう。

「どんな焦点距離がいいかな」

鉄橋全体を写し込み、背後の日本海も入れて、さらに鉄橋を渡る列車もある程度大きく撮りたいし、遠近感も壊しちゃいけない。欲張りな構図で選んだ焦点距離は50mm (35mm判換算75mm)。十分に明るいので手持ちでいけます。

背後から、列車の通過を知らせる駅のアナウンスが聞こえてきました。

通過ということは特急列車!?

このチャンスを逃してはなりません。餘部鉄橋を渡る特急列車は数が少ないのです。

慌ててカメラをマニュアルフォーカスに切り替え、距離指標を無限遠に合わせます。鉄橋の奥に見える山の緑でスポット測光し、AEロックボタンを押したまま、列車の通過を待ちます。

トンネルの出口から、白い車体がゆっくりと姿を現し始めました。



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蔵出し企画: おもちゃ箱の奥

2005年9月25日の記事は → 「麦芽豆乳・1

【みぃのつぶやき】 麦芽コーヒー味は豆乳の中でも定番の味付けです。そうそう、旅の途中で立ち寄ったスーパーに、コーヒー味のラックミープレーンなラックミーが置かれていました。めったに見かけないラックミーにこんなところで会えるなんて。

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