みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

田舎のにおい

2007年02月21日 17時33分09秒 | 気ままにお出かけ
port0022.jpg: タコモニュメントと干しイカ売りの老婆
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=8.0, SS=1/800s, 0.0EV, Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

宿に着替えなどの荷物を置いて、西港にやってきました。東港から島を横断したことになります。

西港でもねじり鉢巻きのタコが扇子を持ってお出迎え。東港のタコは左手を上げていましたが、ここのタコは右手を上げています。

……足が8本あっても右手、左手という言い方でいいのかな?

タコの前では、数人の老婆が干しイカを売っています。主なターゲットはこれから帰ろうとする観光客。

「これ、3枚で1000円。どう?」

船着き場で船を待つ観光客を捕まえ、袋詰めにしたイカを目の前に差し出しては売り込みます。売り込むはしから売れる、売れる。干しイカは次々と観光客のキャリーバッグに吸い込まれていきます。

ika0000.jpg: 干しイカ
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Manual exposure (F=8.0, SS=1/800s, 0.0EV, Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=50mm (35mm-equivalent: 75mm)

すぐわきでは切り開いたイカを網に並べ、天日で干しています。ディスプレイ効果も抜群。

「豊浜より安いよ」

豊浜は知多半島の先端に位置する漁業の町です。日間賀島からは、もちろん船で渡ります。多くの観光客は帰路に寄ることになるでしょう。その豊浜には魚ひろばという大きな土産物屋があり、さまざまな海産物が売られています。

この干しイカ、そこで買うより安いというのですが、この場では対岸の価格情勢なんか分かりません。観光客相手の商売ですから、こちらもそのつもりで聞きましょう。

がめつい商魂が田舎に来た実感を盛り上げます。私が育った時代には既に消えていた、都会と真逆の古めかしいにおい。

写真を撮っている間にもまた売れました。いい商売です。商売人の血を引く私の頭は、無意識のうちに製造原価や利益を見積もります。嫌な客だこと。

tabi0208.jpg: 日間賀島西港の多幸まんじゅう屋
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=8.0, SS=1/400s), -1.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Sunny (+0), f=17mm (35mm-equivalent: 25mm)

西港ではいろいろな土産物が売られています。こちらの建物には日間賀 (ひまか) 名物「多幸まんじゅう」と大書されています。まんじゅうは土産物の定番。

屋根の上にやぐらが組んであります。船の到着を監視するのでしょうか、多幸まんじゅうが蒸し上がったら鉦 (かね) を鳴らして知らせるのでしょうか。

dish005.jpg: 昼食 (えびすり身揚げと天むすのセット)
D70s with SIGMA 17-70mm F2.8-4.5 DC Macro thru Kenko Pro1D Protector (W), Aperture priority AE (F=4.5, SS=1/50s), 0.0EV (Matrix metering), ISO200, WB=Cloudy (+3), f=55mm (35mm-equivalent: 82mm)

土産物屋をひやかしたら、お昼ご飯。日間賀島を1周する前にエネルギー補給しないとね。食堂のメニューは揚げ物ばかり。まさに大衆食堂。地元の食堂。観光客受けを狙わない店で、土地のにおいを味わう。



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