みぃちゃんの頭の中はおもちゃ箱

略してみちゃばこ。泣いたり笑ったり

講師は肝心なことを教えてくれない

2012年07月20日 23時08分06秒 | お仕事・学び
レッスン中に受けるダメ出しには、「突き放した感じがする」「冷たい」「やさしさがない」「気がない」など、素地からアウト、という感じのコメントがよく付きます。私は全力でやっているつもりですが、それでも及ばないようです。

そのとき、講師はどこをどう修正したらよいかを指摘してくれません。いいえ、指摘はしてくれるのですが、指摘が漠然としていて捉えどころがないのです。
「もっとやさしく」
「ここを大事に」

「やさしく」と言っても「やさしいとはどういうことか」が私には分かりません。その生徒に対して、手を変え品を変え説明してくれることもありません。聞き返しても似たような言葉で「温かく」と返ってきたり、しばらく「うーん」と言葉を探した後にまた「やさしく」という言葉が返ってきたりします。

この点が、レッスン中にもどかしいところです。私が指導者の立場であれば、もっと具体的なイメージを伝えます。例えば、「卵からかえったばかりのヒナを両手でそっと包んで目の前にいる人に渡すように」という感じで。そして、それで伝わらなければ、また別の言い方を考えます。

講師の頭の中にはきっと何らかのイメージがあるのでしょうが、それを伝える手段を見つけられないようです。と同時に、何とかして伝えようと手を尽くしてくれることもありません。文章を書くわけでもない普通の人なので、心の中にあるもやもやしたイメージを表現する訓練は積んでいないはずです。講師と同じ次元の視点を持たない限り講師の考えが伝わってこないのは当然のことでしょう。

しかし、私はこのレッスンを受け続けようと考えています。

講師から何かを教えてもらおうとするとこのようなレッスンから得るものは少ないでしょうが、学習の基本は自学自習です。レッスンはあくまで、自力で模索した結果を講師にぶつけ、その反応 (ダメ出しやコメントなど) を得る場です。得た反応から次の模索をしてまた講師にぶつける、ということを繰り返す道場だと考えれば、現状のレッスンで特に不都合はありません。講師が懇切丁寧に教えてくれるわけではない、というのは、独学派の私にはちょうどいいかも知れません。

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