日本人の18歳！

日本人の選挙権を得る年齢が18歳に引き下げる法案が通りそうである。

その主旨が何処にあるかは別にして、果たして日本人の未成年者に、どれだけの知識能力、判断能力があるのか？

日本では成人した大人でさえ、学ぶという事と真似るという事の区別が付かない庶民が多い。 庶民だけでなく世間で有識者と持ち上げられている人物や、役所の要人でさえ怪しい現状です。

何故、このような状況が出来上がるかと言えば、日本に於ける教育のあり方やメディア、報道による刷り込みで世相が、ねじ曲げられているという現実があるからです。

それでも国民は皆、自分は人並みに考えて、その上で判断し、結論を出していると思い込んでいます。

この思い込みは、ある意味、宗教に近い感覚です。 人から指摘されても、過ちとか間違いとして自覚出来ないのが通常です。

皆、自分は考えた上で行動したつもりですが、いざ責任を取る時には、人の所為にしてしまいます。人間として成長し切れていない証しですが、そういう自覚は出来ません。

選挙権についての改正ですが、これは政に携わる人間の都合によるものです。 選挙権以外に対しての扱いは、奴等には大きな影響はないですから暫く先の事でしょう。

成人としての、その他の権利や責任についても、今の日本の未成年に充分な知識、学力、判断力が備わっているとは思えません。

これは、未成年に限らず、日本人全体に言えることです。 本当に努力する。本当に考える。学ぶということが出来るようになるまでは、どんな法改正も、糞の蓋でしかありません！

国民を馬鹿化して胡座を掻く要人と、馬鹿化されて有頂天に踊り捲る日本国民の現状から目を反らしてはいけません！