仲間

先週、私が新卒で入社した会社の同期や仲間とコンタクトを取りました。

私がその会社のOB、すなわち「卒業生」であることを、同じく「卒業生」に対してカミングアウトすることもありました。

実は、昨年から出席している研究会の主催者である経営者も同じく「卒業生」なのですが、私は「卒業生」であることを彼に言っていませんでした。

いま私が自己紹介するとき、自分の名前といまの会社で何をやっているかを話しますが、以前勤務したその会社のことは話さないことが多いです。

私は、別にその会社の「卒業生」であることを隠しているわけではなく、言わないだけなのですが、３年間しか勤務していませんし、当時会社に大きく貢献したとも思っていないし、経営者、経済評論家、コンサルタント、外資のエグゼクティブとして活躍している「卒業生」が多くいる中、私は東証一部の上場企業ではありますがサラリーマンとして勤務している現在に、正直ある種のコンプレックスを持っていました。

先週、「卒業生」たち数人とコンタクトを取り、私の考え方は大きく修正されるべきであることを思いました。

みんな活躍しているように見えても、一方で、悩みがあったり、苦労があったりすることがわかりました。誰しも悩みがあるのは当たり前のことなのですが、隣の芝は青く見えるものです。

入社して数年のスタッフが活躍するなんてあるわけないし、勤務した年数や「卒業」したときのポジションは関係ない、同じ仲間ではないかと言ってくれたひともいました。

仲間ともっと会おうと誘ってくれました。

同じ「卒業生」の仲間だと言えば、ビジネスもスムースに行くことが多いと聞きました。

２０年ぶりに再会したひともいましたが、私のことを、明るい・幸せそうだ、明るく・幸せそうにしているのが嬉しいと言ってくれました。

私が勤務したいくつかの会社の中で、同僚や先輩・後輩をリスペクトする気持ちが最も高かったのは、間違いなくこの会社です。

「卒業生」であることを素直に話し、仲間を大切にしていきたいと思います。